測定の 4 尺度

―― だんだんくわしく ――


分類、該当項目etc. => 名義(名目)尺度

・ 性別
・ 賛否(支持・不支持)
・ 該当・非該当
・ 職業・業種
・ 居住地域
・ 出身地
・ 色(色相)
・ 感覚の種類(うれしい、悲しい、痛い、快いetc)

程度、順序、順位etc  => 順序(順位)尺度

・ 大いに賛成/賛成/どちらでもない/反対/大いに反対
・ 5 段階尺度(5/4/3/2/1) [3 段階もある]
・ 評価用語(優/良/可/不可、S/A/B/C/D/F、etc.)
・ 階層(上/中/下)、職業威信
・ 刺戟と反応の強弱
・ 色の明度・彩度
・ 硬さ段階(硬度)
・ 震度段階、風力段階 etc.

大きさの位置があり足し算・引き算できる => 間隔尺度

・ 評価点(例えば0 - 100)
・ 感覚の指標化(うるささ etc.)
・ 温度(通常の範囲で)
・ pH(酸性・アルカリ性を示す水素イオン濃度指数)
・ 位置エネルギー
・ 経済学上の効用
・ 多くの合成指数・指標(経済、社会、心理・教育、工学、医学、スポーツ)

ほとんどの物理的測定 => 比尺度(零点があり、○倍・・・といえる)

・ 質量
・ 長さ(面積・体積)
・ 時間
・ 絶対温度
・ 力の大きさ
・ 運動エネルギー
・ その他の誘導概念(例:濃度、速さ、比熱etc.)
・ 実物経済指標(通貨量、GNP etc.)

注) 4 尺度は分野によってふさわしいものが使われる。良・不良を意味するのではない。