配布回収法
配付回収法は、留め置き法とも、自記式調査ともよばれることがあるが、それは、次に述べるこの方法のどこを重視するかによって名称が変わる。典型的な配付回収の仕方を、順を追って説明する。
- 調査相手の自宅に、調査の数日前に届くように、調査への協力依頼状をあらかじめ郵送しておく。
- 調査員は指定された日に、指定された調査相手を訪問して、調査の趣旨を説明するとともに、調査への協力を依頼し、調査票を配付する。配付する相手は調査相手本人が望ましいが、本人が不在のときには、代理の人に預けてもよい(不在のときには、郵便ポストに入れることもある)。回収の日時を、約束(予告)して帰る。
- 配付の際に、調査に協力してもらうことへの、謝礼の品を渡す。
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日から数日間調査票を留め置き、その間に調査相手が質問を読みながら回答を自分で記入する。
- 約束の日時に、調査員が訪問して記入ずみ調査票を回収する。
このような配付回収法の最大の特徴は、質問への回答を調査相手が自分で記入する自記式にある。