『環境経済学入門:経済成長と環境破壊』

ポール・W・バークレイ, デビット・W・セクラー著, 篠原泰三監修, 白井義彦訳, 東京大学出版会, 1975.

Paul W. Barkley, David W. Seckler, Economic Growth and Environmental Decay:The Solution Becomes the Problem, New York: Harcourt Brace Johanovich, 1972.


環境問題の初期段階に書かれた環境経済学のテキスト。経済思想史的視点も含んだ良書。あまり知られないが、問題の要点を適切に押さえている好著。

序 言

第 I 部

第一章  発展が導いた問題
第ニ章  経済成長と環境
第三章  生産量――生活の質――
第四章  経済成長の意味

第 II 部

第五章  選好と価値(価値の問題)
第六章  経済分析の二つの道具
        ――供給と需要――
  付録A・ダイヤモンドと水のパラドックスについての再述
  付録B・完全競争
第七章  市場機構によらない方法
        ――費用・便益分析――
第八章  市場機能の欠如
        ――外部効果――
第九章  市場機能の欠如
        ――公共財――
第十章  保全の論理

第 III 部

第十一章 レクリエーションと費用・有効性
        ――その適用――
第十二章 環境管理の戦略と戦術
第十三章 経済成長と環境破壊