第1章 環境と健康のつながり

一般に健康リスクは地域や暮らし振りの影響を受け、リスクが低いほど健康状態は良いと言える。世界の保健状態は悪化している。また、富と健康は密接につながっているが、高所得国ほどリスクは少ない。各々の国内状態は一様でなく、米国のように都心部が荒廃するインナー・シティー問題が深刻化している所もある。環境と健康の因果関係の証明は極めて難しく、長期の観察を要する。環境への脅威を減らせば健康と福祉が向上することは明らかである。

リスクの地理的分布
環境の変化と健康リスクの変化
変化を推進するもの
世界の健康パターン
貧困、健康、環境
環境中にある危険の諸特性
環境因子の寄与
予防がもたらすもの

特別記事

本報告書で使用する人口動態別地域
健康に関する環境リスクの指標
死亡統計のさまざまな基準
栄養不良
特に弱い存在である子どもたち
これらの再熱
テング出血熱の蔓延
曝露からその影響が現れるまで
喘息はなぜ増えるのか
喫煙がもたらす死