2002年度 計量社会科学
第6回レポート(社会統計)

出題 7月31日 締切 9月2日(提出法は以前に準ずる。2 年は自由研究として提出可)


1 databank のデータアーカイーブから「最近の失業率の話題」「いくつかの官庁統計(中央省庁再編後)」にアクセスし、総務庁のウェブ・サイト(http://www.qmss.ne.jp/portal/ => 「計量社会科学」 => 「関係リンクの情報」)でこの記事内容の概略を確認しなさい。[統計データを利用する練習]

2 関心ある社会現象について、関係ある官庁データを上記「関係リンクの情報」から見いだし、内容の簡単な要約をしなさい(例:テキスト p.119-120) [同]

** 以下自由解答(記録はしますが、評価には入れません) **

3 【社会心理学研究への調査協力お願い】 教官の共同研究者で米国ミズーリ大学(University of St. Louis, St.Loius, Missouri) Herm Smith 教授より、後述する社会心理学の Affect Control Theory の日米中比較調査に東京大学生の調査協力を要請されています。学問的調査であり(日本側まとめ役の池周一郎教授の解説は下記)、若干の時間はかかるものの、ウェブ上の調査法は最新で調査法の研究としても価値あるものと判断しました。なお、一人一回答を保証するために、最後に Smith 教授宛てに本人の氏名とメール・アドレスを入力することになっていますので、その箇所に氏名(英語名)と東大でのメール・アドレスを入力して下さい。当然ながら、これは記名調査ということではなく、回答内容と人名の連絡は切れることを確認しています。

ではお願いします。

http://www.indiana.edu/~socpsy/Magellan/JapanAddendum2001/fullSurveyor.html

* ACT(Affect Control Theory) [直訳は「感情統御理論」だが適訳ではない] は、ある出来事を「S+V+O」のような中間的な言語に分解してとらえ、その要素に対する感情的な評価(EPA スコアと定義されています)を Osgood 等の SD 法により測定して、中間言語の要素の得点とし、その要素間に線形の関係(交互作用を含む)を想定していくつかの重回帰式を推定しています。その重回帰式より、中間言語の諸要素を確定すれば、ある出来事全体に対する感情的な変化を予測することが可能となり、ある出来事に対してどのような感情的な変化があるかを予測することができます。また、方程式の係数を比較することにより、感情形成の差異を国際比較することができます。なお、これらの重回帰式の R2 は 0.9 を超えると報告されています。

4 計量社会科学の感想を述べてください。感想文はメールで、件名=「講義感想」とし
     sec13@k.u-tokyo.ac.jp
に送付してください。原則として、次年度のガイダンス用に、氏名・番号は削除し科類のみを保ってウェブに掲載させていただくつもりです。掲載不可の方は件名=「講義感想(掲載不可)」として下さい。なお、当然ながら、感想メールは試験採点後に開けられるものとし、内容が評価を左右することはありません。

ではみなさん、6 回もご苦労様でした。発展を祈ります(教官) 7/31


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