1-0b 経済成長率をグラフ表示する
―― 時系列データと横断面データ ――
データファイル
Excel
5.0/95 〜
CSV (経済成長率)
解説
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「グラフ」表示は様子を一目で一覧できるメリットがあり、説明や最初の理解(発見)、あるいは理解の補助や改善などの目的で用いられる。これらの方法を「プレゼンテーション」という。
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「プレゼンテーション」は科学であって芸術ではない。あくまで元データが主であり出発点であって、データに含まれる以上の効果や情報を狙ってはならない。わかりやすくする以上に、美しく、センセーショナルに飾る、特定の傾向を強調するなどということがあってはならない。
- ある一つの対象に対し、時間の経過とともにとられたデータを「時系列データ」(タイム・シリーズ)という。
- 時系列データでわかることは、変化の様子である。
- 例:過去 5 年の GNP・経済成長率
百貨店の売り上げ(前年同月比較値)
心臓病の毎月発生数
ある患者の入院期間中の体温計測値
二酸化炭素 CO2 濃度の年次(月次)変化
地震の揺れの記録データ
都市の人口の年次記録
- ふつう、時系列データは折れ線グラフで表現する。
- 2 つ以上の時系列の比較も可能である。
- 時系列データの折れ線グラフを作成してみる。
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ある時間(時刻あるいは瞬間)に、多くの対象に対して取られたデータは「クロス・セクション・データ」という。ある時間で「切った」という意味で「横断面データ」ともいわれる。
- クロス・セクション・データでわかることは、分布状況である。
- 例:西暦 2000 年度の県別経済成長率
ある年度の所得分布
ある年度の県別心臓病発生率
地点毎の大気中 NOX(窒素酸化物)の濃度分布
河川の地点別の汚染濃度
ある都市の地点別交通量の分布
世界の主要都市毎の平均気温・降水量分布
ある決算期における私鉄各社の資本金・従業員数
- 横断面データのグラフ表示は各目的に準じる。たとえば、1 変量ならヒストグラム、2 変量なら散布図(相関図)などがふつうである。
- 2 つ以上の横断面データの比較も可能である。 箱ひげ図などその一例である。
- ヒストグラムを作成してみる。
<結果は制作中>
データ出典:経済企画庁『県民経済計算年報』平成8年版(県民総支出伸び率)
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