小澤メモ

小澤 一雅


1. 学問の分類について

・ アリストテレスの三分類「理論・実践・制作」の側面は、今も存在する可能性大
・ 「理論」は、より真理に近いもの、普遍に近いものとの印象
・ 近代の分類をアリストテレスの分類で明確に分類整理することは不可能
・ 近代の分類そのものが、その範囲の拡大、融合、分離をし、アメーバのように変化
・ 学問の発展の過程(歴史)を知ることは重要、ただし、新しい学問は、既存の学問にとらわれないところから生まれる

2. 国際環境協力について

・ 「国際環境協力」は学問か?
・ ひとつの対象、フィールドを示しているにすぎない?
・ 問題解決のための道具は、既存の学問だけでも多種多様
・ この問題を解くための特殊な道具が開発できるか?(あるいは必要か?)

3. 専門と学際について

・ 専門は、人間のためにある
・ ひとりの人間が身につけられる、深められる標準の範囲が専門領域か?
・ 深めるため、或いは高度化するために狭く、領域を設定している?
・ 人間或いは社会のための科学技術として、「社会技術」研究が提唱されている(工学部5大プロジェクトのひとつ)
・ 「社会技術」研究の目的は、安全(安心)に係る社会問題の解決を目指して、あるべき社会システムを実現するための知識体系の構築、俯瞰的、実践志向型研究、

4. その他

・ このサイクルを回しやすいものは進歩しやすい(自然科学)
・ 観察、検証のしやすさがその速度を支配する?
・ 人間、社会が対象でも、このサイクルを回せるか?
・ 観察、検証の手法論が必要?