2001年度 計量社会科学
第3回レポート(不確実性)

6 月 25 日提出


1 確率を主観確率として用いる表現を周囲から一つ挙げなさい。

2 表 3.7(p. 81)の状況において、
   i) 楽観主義者 ii) 悲観主義者 iii) 中間の人
 がとる行動をそれぞれ求めなさい。

3 図 3.3(p. 88)の投資の確実同値額、リスク・プレミアムを平方根効用関数
   u (x) = √x
 に対して求めなさい。

4 保険の加入・非加入の比較、選択を、「くじ」の形で論じなさい。「保険」は「賭け」(gamble)ではないこと、および保険の本質について述べなさい。

5 アレーのパラドックス(逆説)の意味する内容を、期待効用の不等式を用いて、具体例によって述べなさい。

6 マルコヴィッツの株式利回りの時系列データ(p. 94)から、
   (a) アチソン・トペカ・サンタフェとコカ・コーラの各株式
   (b) ゼネラル・モーターズとファイアストーンの各株式
 の各組み合わせにつき、データを
   i) 時間を横軸にとった折線グラフ(2 社を同一グラフ上で)
   ii) 2 社を横軸、たて軸にとった散布図
 で表しなさい。コンピューターによらない場合はできるだけ方眼紙を用いること。
 ii) にあっては相関係数を付記すること。
   iii) (a) の組み合わせにつき、比率 (x, 1−x) のポートフォリオの分散の式、グラフ、および最小分散およびそれを与えるxを求めなさい。
   (注) データは、http://qmss.k.u-tokyo.ac.jp/databank/ にある。

7 景気予測(良くなる、悪くなる、変らない)につき、一定期間の統計から A 証券会社は(60%, 20%, 30%)、B 証券会社は(50%, 30%, 20%)の結果であった。顧客にとってはどちらが使い易いか。


【 通 知 事 項 】

i) 最終授業終了の頃、ホームページ上に略解の解説を登載し、メイリング・リスト上で講評を行います。

ii) 試験の範囲: i) 授業で扱った範囲 ii) 教官がそう言明した範囲 iii) レポート(optional を除く)
    (以上はメイリング・リストに載せます)

iii) 第 2 回以降は、形式不備(紙サイズ、表紙なし、紙綴じなし、etc)、明白な他人レポート・コピーは重大度に応じて減点対象にします。

iv) 対数はEXCEL、あるいは丸善版副読本にあります。


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