2003年度 計量社会科学
第3回レポート
「不確実性」の基礎練習

6/2 出題 6/23 提出


1 ベイズの定理(pp. 75〜78)について学び、それによって「ヒギンズ氏の雨の問題」(p.80)のベイズ戦略を求めなさい。すなわち各 z に対してとるべき最適の行動 a を求めなさい。

2 「宝くじ」に対し、期待効用 E(U) および確実同値額 C.E. を求めなさい。ただし、効用関数を U(x) = log x(常用対数)とする。また、空くじには 1 円が与えられるとする。

3 効用関数を U(・) とし、u = U (10,000), v = U (15,000), w = U (0) とおくことで、「アレーのパラドックス」が成立することを、効用関数を用いて説明しなさい。

4 マルコヴィッツの株価時系列データ(p.94)をもとに、もっとも相関係数の低い 2 株式を比率 x : 1-x に組み込んだ「ポートフォリオ」を考え、以下の分析を行いなさい。
   i) 利得率(リターン)の期待値 e(x)、分散 σ2(x) の表式を求めなさい。
   ii) e(x), σ2(x) を、x = 0 〜1 [0.01] に対して計算しなさい。
   iii) それぞれのグラフを作りなさい。
   iv) (σ(x), e(x)) の軌跡を作りなさい(図3.4)。
計算はEXCELなどを用いること。

5 2 において扱った「宝くじ」のエントロピー(単位:ビット)を求めなさい(空くじも入れること)。


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