2003年度 計量社会科学
第4回レポート
統計データの解釈と分析の演習

6/16 出題 6/30 提出

6/20 ヒント追加


 テキスト p.118 の「事業所統計調査」の解説文(p.119 の下から 10 行目から次ページ本節終わりまで)を読み、注目のしかた、データの引用のしかた、解釈のしかた、常識や知識の用い方、文章のつくりかた(ことに接続詞「次に」「したがって」「要するに」「内訳は」「とはいえ」「なお」などの使い方、あるいは「示している」「占めている」「・・・といえよう」*などの述語の使いかたなど)、さらには一般的感想の表現法を学びなさい。
 これをもとに、以下の課題を行いなさい。

データ解説編

 マルコヴィッツの株価時系列データ(p.94)に対し、時系列グラフ(折れ線グラフ)を作成、平均、分散・標準偏差、相関係数を計算し、500 字前後の解説文を作りなさい。

ポートフォリオ分析編

 もっとも相関係数の低い 2 株式を比率 x : 1−x に組み込んだ「ポートフォリオ」を考え、以下の分析を行いなさい。計算は EXCEL などを用いる。

  i) 利得率(リターン)の期待値 e(x)、分散 σ2(x) の表式を求めなさい。
  ii) e(x), σ2(x) を、x = 0 〜1 [0.01] に対して計算しなさい。
  iii) それぞれのグラフを作りなさい。
  iv) (σ(x), e(x)) の軌跡を作りなさい(図3.4)。
  v) 以上の解説文(150 字前後)。

* 「いえよう」という表現は記述内容の真偽がはっきりしないなど多用は避けたい。

ヒント 「基礎統計」サイトの「統計分析の報告文書制作のポイント」参照


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