ケトレー (Adolphe Quetelet), 1796-1874 19世紀ベルギーの統計学者。人間集団の観察、数量法則の発見、統計学会の樹立など、近代統計学の創設者の一人。主著『人間について』。 |
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ガウス (Karl Friedrich Gauss), 1777-1855 ドイツの数学者、物理学者、天文学者。幼少時より天才の誉れ高く、数学・物理学に巨大な功績を残した。この分野では正規分布の発見がある。 |
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ラプラス (Pierre Simon de Laplace), 1749-1827 フランスの革命期の数学者、天文学者。数学特に解析学の多くの分野に大きな業績を残したが、古典確率論の大成はその貢献の一つである。 |
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ヴント (Wilhelm Max Wundt), 1832-1920 19世紀ドイツの心理学者、哲学者。実験を重んじる要素心理学に近代的方法を樹立した。他方、「民族心理学」も構想。 |
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デュルケーム (Emile Durkheim), 1858-1917 フランスの前世紀から今世紀の社会学者。社会学の原点『自殺論』には多くのデータが理論命題の根拠として用いられている。当時の時代を考えると、統計的考え方を社会科学に本格的に導入したものとして高く評価されるべきであろう。 |
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ピアソン (Karl Pearson), 1854-1936 近代数理統計理論の建設者、数学者。特に相関係数、適合度(カイ2乗)統計量などはピアソンに負う。息子 Egonと区別。 |
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カミュ (Albert Camus), 1912-1960 フランスの代表的な実存主義文学者。引用は代表作『シジフォスの神話』の冒頭行でよく知られたもの。自殺の哲学的本質を述べている。 |
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アドルノ Theodor W. Adorno, 1903-1969 ドイツのフランクフルト学派哲学者。ユダヤ人ゆえにナチスに追われアメリカに亡命、彼としてはめずらしい実証的研究を行った。その後は帰国。 |
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スピアマン (Charles Spearman), 1863-1945 今世紀イギリスの代表的心理学者。計量心理学の分野で「因子分析」の方法を提唱し確立した。 |
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サーストン (Loris Thurstone), 1881-1955 今世紀アメリカの代表的心理学者。計量心理学の分野で「因子分析」の方法を提唱し確立した。 |