アリソンの第一モデル:
「合理的行為者」Rational Actor Model


「目的によっては、政府の行動とは、単一の合理的な意思決定者−中枢で統制され、完全な情報を有し、価値の最大をはかる意思決定者が選択した行為である、とうまく要約することができる。」(p.81)


「合理的モデル」の基本概念

(1) 目標と目的
(2) 選択肢
(3) 結果
(4) 選択

合理的行為者のパラダイム

I 分析の基本的単位 − 選択としての政府の行為
II 整理概念
  A 国家たる行為者
  B 問題
  C 静態的選択
  D 合理的選択としての行為
     (1) 目標と目的
     (2) 選択肢
     (3) 結果
     (4) 選択
III 支配的な推理パターン
  A 一般的命題
     選択肢のコスト増大の場合
     選択肢のコスト減少の場合
IV 具体的命題
  A 抑止
  B ソ連の軍備態勢
V 証拠