アリソンの第三モデル:
「政府内政治」Governmental Politics


「対外政策問題の性格上、良識ある人間の間にも、問題をいかに解決するかについて根本的な相違が生ずる。問題の分析から相対立する勧告が生まれるし、特定の個人の責任分担が異なっているために、何を見、何を重要と判断するかについて各個人間に相違が生じてくる。しかし国家の行為は極めて重要なものである。選択を誤まれば、とりかえしのつかない損失を招く。かくして責任ある人々は自ら正しいと信ずることのために戦わざるを得ない。」(p.168)


政府内政治のパラダイム

I 分析の基本単位
II 整理概念
  A プレーするのは誰か
  B 各プレーヤーの立場を決定するのは何か
  C 各プレーヤーが結果にどういうインパクトを与えるかを決めるのは何か
  D ゲームとは何か
III 支配的推理パターン
IV 一般的命題
  A 政治的な派生結果
  B 行為と意図
  C 問題と解決策
  D プレーヤーの立場は地位に依拠する
  E チーフとインディアン
  F 51 対 49 の原則
  G 国際・国内関係
  H 地位によって問題の様相は異なる
  I 誤認
  J 誤った期待
  K ミスコミュニケーション
  L 寡黙
  M プレーのスタイル
V 具体的命題
  A 核危機
  B 軍事行為
VI 証拠