2003年度 計量社会科学
第6回レポート
政策と計画の数理

7/14 出題 試験日に持参・提出


1 次の線形計画法の解、各制約のシャドウ価格、双対問題の解を求めなさい。
    制約条件
      2 x + y ≦ 7
      x + 3y ≦ 6
      x ≧ 0, y ≧ 0
    のもとで、目的関数
      Z = x + y
    を最大化せよ。

2 制約条件
    x2 + y2 = 1
のもとで、2次関数
    F (x,y) = x2 + x y + y2
の最大値、最小値を求めなさい。
   [ヒント] 固有値問題となる。

3 次の投入産出量をもとに以下の分析を行いなさい。

I / O 機械 エネルギー サービス 最終需要
機械 110 40 100 120
エネルギー 90 20 200 30
サービス 20 10 500 510

i) 投入係数行列 A を求めなさい。
ii) レオンチェフ逆行列 (IA-1 を求めなさい(EXCEL)。
iii) 各生産部門の粗付加価値およびその合計(国民総生産)を求めなさい。
iv) 機械、エネルギー、サービスの最終需要がそれぞれ 10 増加した場合、機械およびエネルギーおよびサービスの生産量のどれだけの増加が予想されるか、場合ごとに求めなさい。ただし、生産条件は変わらないものとする。
   [ヒント] 逆行列については EXCELのMINVERSE に慣れること。

4 次の言葉を 200 字前後で解説しなさい。
  a) 「共有地の悲劇」
  b) 「スーパー・ゲーム」と TIT-FOR-TAT
  c) 「コースの定理」

--- 皆さん、ご苦労様。このレポートも試験のための力を増進するのに役立ちます。
なお、これで私の前期課程での諸講義はすべて終わります。長い間ありがとう。


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