「御巣鷹山の尾根」登山道の碑

事故2年目にしてようやく竣工

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 日航機御巣鷹山墜落より18年 へ


 この地は上野村大字楢原字本谷とよばれ険阻な山に囲まれた交通不備の別天地なるも季節の移ろい美しい山紫水明の地なり しかるに昭和60年8月12日午後6時57分突如として至近の御巣鷹尾根標高1550米の地に日航ジャンボ機の墜落事故が発生し524名が遭難せられ救出収容についで参拝に人々の往来頓に盛んとなれり 救出収容に際しては、道無く関係者の労苦一方ならず、昇天された524名の御霊を慰めんとして登山される方の難渋また著るし よって上野村は日本航空群馬県等多くの方々の援助を得て参拝用としてこの道を開設することとし地勢を克服して工事を続け一年を経て竣工す 願わくは安全に往来されて霊を慰められると共にこの事故の末代に伝えられる人の多からんことを祈る

昭和62年10月末日
願主 上野村村長 黒澤丈夫