2002年度 夏学期 計量社会科学 感想文

No. 21 - 30


No. 21 『自分は文系ですが、この授業のガイダンスを聞いて大いに興味を持ち…』

1年 文2

自分は文系ですが、この授業のガイダンスを聞いて大いに興味を持ちチャレンジしてみることにしました。さまざまな社会現象を数学を用いて分析するというのが、今のところ経済学部に進学し、将来的にはものごとを数学的に捉えられるようになることを目標としている自分の興味と一致したのでした。実際に講義を受けてみるとその量は膨大で、内容も僕にとってはかなり難解で、レポートにはいつも前日の夜まで悩まされましたが、それでも辛抱強くやりとおした事が僕にとっての自信にもなったし、またもちろん実力にもなりました。来学期以降もこの精神を忘れることなく精進していく励みになる授業でした。この講義で得た知識や知恵も是非今後の人生に積極的に生かしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

No. 22 『現在人間は様々な数字に囲まれているがそういう状況に対して…』

1年 理1

現在人間は様々な数字に囲まれているがそういう状況に対してひとつの見方を提供してくれた。ゲーム理論はホットな話題なだけにふれられてよかった。6回のレポートを通して知らずのうちに基本的な概念は吸収できた。

No. 23 『私がこの講義を知ったきっかけになったのは、基礎統計の講義を…』

1年 理1

私がこの講義を知ったきっかけになったのは、基礎統計の講義を取ろうと決めたことです。同一教官による2コマ授業には、受講者が多いのだという点で興味惹かれました。文系科目だったと知ったのは実際に講義が始まってからで、やや認識不足の決断といえるが言葉を数式に直す難しさや、普段自分が遊んだり、何かを分けたりするとき頭の中で考えていたこと(たとえば最近自分は家族で引っ越しをしたのですが、部屋の取り合いの時は日当たり、場所、広さの三条件でいろいろ頭をひねったものでした)が学問として体系化されていることに驚きもし、また感銘を受けた次第です。レポートの書き方一つしらず、またパソコンも今春購入したばかりの私が、内容はどうであれ、ワードを使い作成できるようになったこともまた、この講義を通して得たものでした。大変でしたが、あきらめずに学び終えたことをうれしく思います。夏学期間どうもありがとうございました。

No. 24 『先輩から「囚人のジレンマ」の話を聞いて興味を持ち、この講義を…』

1年 理1

先輩から「囚人のジレンマ」の話を聞いて興味を持ち、この講義を受講することになりました。基礎統計も取っていたので、計10回のレポートに追われるかなりハードな大学生活になりましたが、そうするだけの価値はありました。基礎統計にも言えることですが、ちょっとした数学知識と計量的手法により、ここまで社会を肉薄できるということに驚きました。基礎統計と計量社会科学を学んだことにより、少し社会に対する見方が変わったように思います。例えば、高校時代には意味が不明瞭であった偏差値の正体がようやくわかり、今までは深く考えもしなかった統計資料から様々な事実を読みとることができたり。その他、宝くじや保険をはじめ様々な社会の物事に関してより深い考察ができるようになりました。この講義で学んだことは一生役立つと思います。1学期間ありがとうございました。

No. 25 『半年で全て終わらせるのは無理のような気がする。通年でじっくりと…』

1年 文2

半年で全て終わらせるのは無理のような気がする。通年でじっくりと時間をかけたほうが理解も深まるだろうし。時間数が短いために、講義の前半は十分な説明を得られたが、後半はただ教科書を読み進めるだけのような薄い内容になってしまったのが残念。個人的には月曜1限をとってしまったのは失敗だった。日曜の次の日の朝一だけあって、疲労眠気が最もたまっている時期で、集中して講義を聞けるときが少なかった。

No. 26 『私は教養としての(社会科学的)数学を学びたくて、松原教授の…』

1年 文1

私は教養としての(社会科学的)数学を学びたくて、松原教授の『計量社会科学』を受講しました。その目的は大方満たされました。ゲーム理論や情報量、ポートフォリオなどについては非常に面白く、社会を見る眼を磨けました。でも多少、不満もありました。その理由は、一つには自分のせいです。というのも、まず、この講義を理解するにあたって自分の数学能力が足りなかったのです。行列、微分積分など講義やテキストでもわからないことが多かった。テキストの深く広がる世界の前に立ち尽くしたと言うべきか。また、不満に思った理由はもう一つ、授業時間が足りなかったことです。カオス、社会統計などについての講義を聴けなかったのはとても残念でした。これから、私は社会科学の専門知に向かうわけで、そのときにはここで学んだことがより深い世界への道案内として役立つでしょう。どうもありがとうございました。(まだ追試験が残っているわけですが・・・)

No. 27 『私は理科2類の2年です。去年は必修と準必修の都合でとりたくても…』

年 理2

私は理科2類の2年です。去年は必修と準必修の都合でとりたくても取れませんでしたが、今年はちゃんととることができて非常によかったと思います。

計量社会科学の感想ですが、非常にレポートが難しかったり講義のレベルが非常に高くても確実にこなせるようにレポートのヒントや講義の補足が充実していて、今学期の最高の講義であったと思います。また、成績評価の仕方も生徒個人の絶対評価で行って頂けて自分の到達度がはっきり分かるのもすばらしいと思います。また、講義以外でも社会常識などを教えていただき非常によかったと思います。

今年で定年で退官されてしまうとのことですが、この計量社会科学の講義は駒場にぜひ残していただきたいと思わずにいられません。それだけすばらしい講義だと思います。

No. 28 『計量社会科学では、世の中の事象を数式によって分析することも…』

1年 文1

計量社会科学では、世の中の事象を数式によって分析することもできる、と学んだことが一番大きかったです。初めてのことだったので結構衝撃的でした。それから、ゲーム理論を学んだことで他の教科の理解をより深めることもできたのがよかったです。ありがとうございました。

No. 29 『計量社会科学と基礎統計の講義を、両方取ったため、本当にきつかった。…』

1年 理1

計量社会科学と基礎統計の講義を、両方取ったため、本当にきつかった。レポートが、まる1日かかっても終わらなかったこともある。レポートが多くて、最後の最後まで大変だった。今までEXCELを使ったことはあまりなかったが、今では自分の思うようなグラフがすぐに作成できるようになり、EXCELを使うのが楽しくなった。どんなに時間がかかっても、すべてパソコンでレポートを書いた自分をほめてあげたい。普段の生活の中の判断や、政治的な駆け引きが、様々な方法で分析されていることがわかった。この講義を受けてから、「あ、今、私はパレート最適点を選択してるんだ。」と、考えてしまうようになった。

No. 30 『思い出すのは最近のことばかりなので書かせていただきますと、…』

思い出すのは最近のことばかりなので書かせていただきますと、スミス教授の調査協力まじめにしたんですけど普通回線接続切れてて送れませんでした。すごい悔しかったのであきらめました。この講義の思い出はやっぱりレポート提出でしょう。特に今回。僕は今まで何かすれば必ず形になってくるとばかり思っていたのかもしれません。今回のレポートで、ぜんぜん使わないホームページを開き、データをいくら集め、それをどれだけグラフにしたことでしょう。できばえは最悪かも知れませんが、なんかためになった気がします。うちの母がこの前レポート余分に刷ったの持って帰ったらすごく喜んでて、久々にほめてもらいました。今回のはあんまり見せる気無いですけど、自分の中では基礎統計と計量社会最後までやれて満足してます。何よりパソコンが使えるようになりました。レポートのおかげです。ありがとうございました。なんかさびしいです。


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