2002年度 夏学期 計量社会科学 感想文

No. 31 - 40


No. 31 『大学に入って、一番大学を感じることができた授業でした。内容も…』

1年 文3

大学に入って、一番大学を感じることができた授業でした。内容もさることながら、レポートが6枚もあるという大変つらいものでしたが、その分、自分の力になったことと思います。あらゆる社会現象を具体的に数値で表し判断をしていくという計量社会科学は、なんとも神秘的なものでありました。今まで勉強してきたことが、やっと実社会でも役に立つのだなーと大変うれしく思いました。文三ということで進振りもあるわけですが、それを決める上でも大変参考になった気がします。一学期間どうもありがとうございました。私も更なる発展に向けて頑張っていきたいと思います。

No. 32 『単位が取りやすい、という噂に聞き引きずり込まれるようにこの…』

1年 理1

単位が取りやすい、という噂に聞き引きずり込まれるようにこの講座を受講いたしましたが、いざ授業を受けてみると、レポートがヘビー。絞め切りギリギリに泣きそうになりながらレポートを書きました。大学のレポートってたいへんだなー、と痛感した授業でした。しかし、毎回レポートを受けるたびに教科書をじっくり読み、自分の知恵を絞ってレポートを書いたおかげで知識が定着していき、テスト前にそんなに苦しまなくってすみました。レポートさまさまでした。授業としては、社会ゲームの戦略を数学的に記述していくことに興味を引かれました。ある程度モデル化しているとはいえ、社会ゲームの戦略を結構きれいに数学的に記述しているのには驚きました。また、パレート最適や、ナッシュ均衡点などの考え方も面白かったです。

毎回興味深い講義ありがとうございました。お疲れさまでした。

No. 33 『レポートが多くて大変でした。とくに第4回のレポートは容量が…』

1年 文1

レポートが多くて大変でした。とくに第4回のレポートは容量が多くて苦労しました。僕は8月の上旬に部活の合宿に参加せねばならなかったので、短い期間に4,5回を連続で出すのは大変でした。それでも、エクセルとかワードの使い方が前よりもわかってきたので、よかったと思います。

講義の内容は結構面白かったです。ただ如何せん、教科書が難しい。文系にとっては相当つらい内容でした。副読本はわかりやすいのですが、カットしている部分が多すぎます。レポート中心というのはテスト重視というのよりも、自分のスタイルが保てていいと思います。何か覚えなくちゃいけない、という強迫観念に基づいて勉強するわけではありませんから。簡単ですが、これをもって講義感想とさせていただきます。どうもありがとうございました。

No. 34 『計量社会科学を受講して、最も興味をもったのはポートフォリオ分析…』

1年 理1

計量社会科学を受講して、最も興味をもったのはポートフォリオ分析です。それまでの講義は、ゲーム理論や確率など確かに話の内容は理解できるのですが、さまざまな理論が散在しているというような印象で、あまり面白いとはいえませんでした。 しかし、リスクの分散という現実的な話になったせいでしょうか、相関の低い株式を購入することでリスクを分散できるというポートフォリオ分析の基本的な考え方は私には人間臭さの感じられるものに思えました。もしかするとよく耳にする”ポートフォリオ”という謎めいた言葉の意味がわかったことが嬉しかったせいかもしれません。いずれにせよ、発想自体は大変難しいというわけではないにもかかわらず、社会を動かす上で現実的に非常に役立っているものであることは疑いようもなく、たいへんに興味深く思いました。

それから、この講義を受講してよかったと思うことは、レポートを通してEXCELの使い方と面白さを知ったことです。今まで使うのはもっぱらWORDばかりで、EXCELなんて何に使うのだろうという感じで飾り程度にしか思っていませんでしたが、次から次へとグラフが作れてしまったり、こんなに簡単に逆行列が求められてよいのだろうかと思ってしまうほど、EXCELの利便性と有用性を一度知ってしまったらもう手放せなくなってしまいました。その一方で、人間は計算以上のことをしなければならないという無言の使命を受けているような気にもなったことは確かです。また、私は基礎統計は受講していなかったため、統計の基本的な概念である標準偏差や分散を正しく理解していなかったのですが、レポートを通して、自分の力で”こういうものなんだ!”と納得でき、このことの価値は非常に大きいと思いました。冬学期には統計学の講義にも挑戦してみようと思っています。

レポートについて、きついという言葉をよく耳にしましたが、私はいろんなことを学べたこんな機会を与えて下さったことに感謝したいぐらいです。また、レポートを書く上では教科書は非常に役立ち、また、うまい構成が成されているなあと毎回感じていました。私には”広く浅く”の授業方針はとても有難く、飽きることなく毎回授業に出席できました。私の知らないことはまだまだたくさんあるので、この程度でいいというラインを引くことなく、また特定の分野のみに偏ることなく、多くのことを吸収したいと思っています。本当にありがとうございました。

ただ、唯一心残りなのはホームページをチェックしなかったという不注意で第一回のレポートが提出できなかったことです。確かに私が悪いのですが、授業中にせめて一言触れてくださったらとも正直思いました。期末試験と残りのレポートで挽回できたとは思うのですが、心残りで仕方がありません。

No. 35 『正直言って大変でした。レポート計6回、しかもその1つ1つが…』

1年 理1

正直言って大変でした。レポート計6回、しかもその1つ1つが問題数も多く時間も手間もかかるものばかり。途中でやめたくなったこともありました。それでもがんばって続けたのは、やはり内容がおもしろかったからだと思います。理系の僕から見て、文系科目であるはずのこの科目において「文系を考慮する」ということがすんなり理解できるほど、内容も理系的で計算を必要とするものが多く、それゆえに説明における論理展開はわかりやすく、納得のいくものでした。

レポートを仕上げるためには教科書を全部読むこと、エクセルなどを使いこなすことが必要であり、授業も全出席しました。そのことは今でも自分の力になっていると感じます。試験勉強にあまり時間を費やす余裕がなかったものの、いざ試験を受けてみると自分が予想していた以上に手も動き、問題も解けたと思います。それは、やっぱり毎回授業を聞き、レポートを仕上げたことによって実力がついたおかげです。大変だったけど、力もついたし、受講して良かったと思います。理系は試験があって、ちょっと余裕がないので、ここらへんで失礼します。ありがとうございました。

No. 36 『基礎統計と一緒にとっていたので、レポートの量には正直参った。…』

1年 理1

基礎統計と一緒にとっていたので、レポートの量には正直参った。しかし、実際に自分の手で問題を解くことにより理解が深まったのは間違いないし、基礎統計も計量社会科学も理論を使いこなせて初めて意味のある学問だと思うのでレポートが多いのは仕方がないと思います。講義内容に関しては楽しかった。思っていたよりも数学は使わないので講義のレベルが難しいと感じることは無かった。むしろもっと難しい内容を扱ってもよかったと思う。全体としてみれば大学らしい講義だったと思うので取っておいて良かった。

No. 37 『率直に言って、私にとっては相当骨の折れる科目でした。しかしながら、…』

1年 文1

率直に言って、私にとっては相当骨の折れる科目でした。しかしながら、そのおかげで、この講義では、夏学期の他の科目で匹敵するものはないくらい、豊富な知識や考え方を得ることができました。一番のポイントはやはり多量のレポートでしょうか。6回のレポートは夏休み中にまで及び、8月いっぱいまで頭を悩ませましたが、結果的に終えたときには達成感にあふれ、最後まであきらめずに頑張ってよかったと思いました。

この計量社会科学は、その名の通り社会科学系の科目ですが、数学の知識もそれなりに身につけなければなりません。ただ、文系の学生向けだからといって、あまり簡略化して説明されるのも物足りないので、やるからには本格的にやっていただいて結構だと思います。いったん理解できれば、そのほうが理解も一層深まるはずです。

最後に、松原先生、半年間お世話になりました。レポートを出題されるとき、「恨まれるかもしれないが、きっと後で感謝されると思います」とおっしゃられたのが印象的でしたが、実際、6回分のレポートを終えた今となっては、心から感謝しています。この計量社会で得られた基礎知識を今後の学習に十分生かしていこうと思います。どうもありがとうございました。

No. 38 『計量社会科学とともに、基礎統計も受講させていただきました。…』

1年 理1

計量社会科学とともに、基礎統計も受講させていただきました。大人数授業であるにもかかわらず、他の大型講義と違ってレポートが多数あるなど大変でした。2つの教科の合計で1学期10回もありました。毎回のレポートは、出題されたときには課題文の単語すら理解に苦しむ状況でしたが、講義を受けた後ではきちんと回答できるようになりました。これが「成長の証」であると思います。1学期間どうもありがとうございました。

No. 39 『社会現象の数学的なとらえ方に感心しました。これはきっと実際の…』

1年 文3

社会現象の数学的なとらえ方に感心しました。これはきっと実際の政策を効率良くするために効果的な方法だと思います。もっと実際の社会現象を計量社会科学的な方法で考えてみたいです。

No. 40 『シラバスでテーマに引かれてこの講義を受講しました。量質ともに…』

1年 文1

シラバスでテーマに引かれてこの講義を受講しました。量質ともに相当レベルが高く、時には投げ出したくなる時もありましたが、興味深いテーマだったので何とか最後までやりきることができました。この講義で一番良かったのは、数学のおもしろさを“感じる”ことができたことです(“理解する”ところまでは行きませんでしたが)。数学は、いろいろな応用の利く便利な道具だということが分かりました。大変おもしろかったです。短い間でしたがありがとうございました。


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