99年度 夏学期 講義・レポートに対する感想


さしあたりそのまま掲載します。質問や批判に対する回答はいずれ載せます。

一言だけ。レポート丸写しだけで、試験で単位に達した人はまずいないはずです。また、レポートを出し、試験を受けた人は、試験で実質白紙であった人を除けば相当いい成績で終わったはずです。その意味で、以下の感想に述べられているような大変な努力を払った人には、私は正しく報いました。

皆さんの絶大なる健闘に敬意を表します。

LinkGuide.gif (947 バイト) 問題
LinkGuide.gif (947 バイト) 受験状況
LinkGuide.gif (947 バイト) 講評


<授業感想>社会を数学的手法を用いて理解するという考えに触れ、興味深い授業でした。やはり数式と社会との関わりが見え、理論と実際の社会との結びつきがわかれば勉強はぐんとおもしろく、生き生きしたものになリます。第3章〜不確実性〜のなかの「効用とリスク」と「リスクと分散」が私にとっては最も興味深かった分野です。数学にはつよくない私でも比較的理解しやすく、効用という概念は非常に新鮮でした。レポートはきつかったですが、この授業をとってよかったと思っています。(文科1類1年)

計量社会学は、予想をはるかに上回る難しさでした。
 レポート締め切りとテストに追われ、理解が曖昧なところもいくつかあります。でも、統計等の資料から何かを読み取ったり、ゲーム理論や政策を学んだりするのは面白かったです。基礎統計も取っていたので、内容を混同してしまうこともしばしば・・・。夏休みにもう一度テキストを読んでみたいと思います。
 私は授業には毎回出席していましたが、授業だけでは理解は半分もできませんでした。3ヶ月11回の講義で、あの教科書一冊全部終わらせるのは無理があるのでは・・・(どうしてもペースが速くなってしまい説明が不充分なまま先に進んでしまう)。レポートは本当にきつかったけれど、レポートを作るうちに理解できたことも多くあって、勉強になったと思います。御教授ありがとうございました。(文科2類1年)

各回のレポートは大変苦しかったため、このような不完全なレポートになってしまいました。もう少し時間があればなあと大変悔やまれます。とりあえず、残された数時間でやれるだけの範囲はやったのでお見苦しいかもしれませんが提出させていただきます。すみません。計量社会科学の授業は人気講義で席に座るのさえままならなかったけど、聞いているとおもしろかったです。特に楽しかったのはゲーム理論のところです。だから明日(7月31日)の補講にも行こうとおもっています。.よろしく(文科2類1年)

時間が足りなくてここまでしか解けませんでした。本当にすみません。先生の授業は、私にとって初めての事柄ばかりで理解するのに苦労しましたが、その分得るものも非常に大きかった気がしています。私は経済学部に進もうと思っているのですが、今回先生の講義で学んだことをこれからの経済学の勉強の中で生かしていきたいと思っています。(文科2類1年)

計量社会科学の授業を半年間受講して,大変面白かったです。とくに、パレート最適などの考え方を学んだときは「世の中にはこういう基準でものを考える事があるのか」と、目からうろこが落ちたような気持ちになりました。理系の私には、数字で戦略を論じたり、軍備について考えたりする事はある種の快感を伴う話でした。しかし、それだけに少し危うさをも感じました。たとえ2国の軍備がある均衡点に落ち着く事が計算されるとしても、実際にはしばしば戦争が起きるように、モデル化した話ばかりを論じていると現実から離れてしまうことがあるのではないか、そして現実とモデルのギャップに気づいたときに『現実が間違っている』と思ってしまう人もいるのではないか、と思いました。
ところで、今解答を書いたばかりの問16からはいろいろ考えさせられました。私は「命をお金で売り買いしてはいけない」というところから「倫理的に許されない」と言う結論に達しました。しかし、そもそも「命をお金で売り買いしてはいけない」と言う考え方が通じない人が居たとしたらどのように説得すればよいのでしょうか。神戸のA少年事件のときに「どうして人を殺してはいけないの?」と聞かれたら大人達は解答のしようがない、というはなしがありましたが、それと同じように「どうして命を売り買いしてはいけないのか。いけないというのはあなたの個人的な感覚に過ぎないのではないか。」といわれたら、私は答えようが無いのです。「倫理的に許されない」と言う結論は私と同じ倫理観を持つ相手にしか説得力を持ちません。そうでない相手が(おそらく)存在する以上、私の出した結論は問題に対するあいまいな解答に過ぎないのでは?とおもいました。レポートに対しては締めきりがありますのでこの問題の解答をこれ以上書き直すことは致しませんが、頭の中で考えていきたいと思います。
あまり計量社会科学に関係ないことを長々と書いてしまいました。ごめんなさい。(理科1類1年)

大学に入る前、わたしは、高校、予備校と、数学や物理・化学といった、いわば受験のための勉強(あるいは受験と言うゲームのためのアイテム)をやってきた。入試には合格し、入学したのであるが、そこは今までの受験ゲームのフィールドとは全く異なった世界であった。必修科目は別として、自分で選択し、学ぶことの出来る総合科目では、いままで「数学は数学、政治経済は政治経済」というように細分化されていた知識をまとめ、新たなることを学ばなければならない。
この計量社会科学は、総合科目の中でも特に「新感覚」の強い授業であった。高校、予備校までのいかなる授業とも異なる分野。高校の政治経済あるいは倫理とは異なり具体的に数学的技法を用いて社会現象や社会問題を考える。高校・予備校まで教わってこなかった新しい分野ゆえ、講義は矢張り難しかったが、しかし、おもしろかった。また、今後の人生において(特に、社会的な決断を迫られたとき、あるいは株式などに手を出すとき)役に立つ、と思われる授業であった。(理科1類1年)

一学期間おつかれさまでした。計量社会科学、はじめは単位が取りやすい?という噂から選んだ科目でしたが、今振り返ってみるととても面白く、興味深いものであったと思います。社会の現実を数学的に解釈しようとしているのも良いのですが、それ以上に囚人のジレンマに代表される社会ゲームの考えが興味深かったです。もともと論理的にうだうだ考えるのはわりと好きなので。ただ、少し数学的な面を先生は重視しすぎているのではないか、とおもいます。特にレポートにおいて。数学的な考えは実際に自分で手を動かせば当然身につきます。しかし、教科書を読み、その内容を理解しようとするだけで今の段階では十分ではないでしょうか。手を動かして身につけるのはそういうことが好きな人だけやれば良いのです。それよりももっと考え方、とか理論とかを重視し、レポートにおいても今回の記述問題(用語解説は除く)のようなものを中心に据えて行ったら如何でしょうか。あの教科書の各章のコメントも気に入ったものが多かったです。特に、ガリレイのあの言葉。僕は数学はあまり好きではありませんが、それでもこの社会のシステムが数学で表されることには関心がありますし、そのことがガリレイの時代から知られていたということが驚きです。 「神は世界という書物を数の言葉で書いた」(理科1類1年)

(授業の感想)講義の最後の方は急ぎ足のようになってしまったのが残念だったが、教科書の大部分はカバーされていろいろな分野の勉強をつまみ食いできてよかった。教養学部時代での授業としては良かったと思う。レポートはかなり教科書の内容理解につなかったので、回数をもう少し多くしてこまめに出題してくれるとありがたいと思う。それと授業のホームページもよく活用しました。レポートの解答例をホームページに載せてくれると自分の答えと照らし合わせることが出来るので勉強の役にたったと思う。それにしてもこの最後のレポートはヘヴィだった。(理科1類2年)

講義の感想。複雑かつ不透明な人間の諸活動が、論理的に明解にモデル化されることがとてもおもしろいと思いました。ただおもしろいからこそ、もう少し丁寧に学んでいきたかった気がしました。文系だから仕方ないといえば仕方ないのですが、複雑な計算などが出てくると、「なるほど」というより「ふ一ん、そうなるんだ」という(納得させられたような)感じで、すっきりしないこともありました。あと、テスト前の4,5,6章を自習もかなり重たかったです。一応、高校の数学の教科書を実家から取り寄せて参照したりはしたのですが。中身としては、ゲーム理論とエン卜ロピーが特におもしろかったです。それぞれ、国際関係論、分子生命科学の講義に出てきて、実際の学問分野でこの講義の内容が応用されているのかを垣間見ることができました。(文科1類1年)

最後のレポートのハードさには非常に疲れました。しかし、レポートを作成する上で、頭では理解したっもりになっていたたくさんのことを、実は理解していなかったことに気付くことができて幸いでした。今まで合計3回のレポート作成は非常に勉強になったことばかりでした。確かに困難は伴ったけれど、無事全部やり遂げることができて今は達成感でいっぱいです。テスト勉強のつもりでやったので、合計5時間以上にわたるレポート作成は、計量社会科学のテスト勉強に還元されていることと信じております。無事週明けテストで良い点を取れることを願って、これで3回目のレポートを終わらせていただきます。(理科1類1年)

*講義の感想*正直言って,かなり大変な講義でした。私は,基礎統計も受講しているのですが,両方のレポートを書き上げるのに,テキストとにらめっこの毎日だったといっても過言ではないと思います.国際関係を学びたく文科三類に入学しましたが,この教養課程で様々な分野について学ぶことができ,いろいろな過程を経て医学部の看護学科への進学を希望するに至りました。自分が本当に学びたいことが見つかり,また,患者さんの立場について想う時,その姿に逆に励まされ,パワーをもらって頑張れるのだということを感じるようになりました。統計学もこれから本当に必要なものだと実感し,今学期聴講させていただきましたが、何しろ,受験以来数学をほとんどやっていなかったこともあって苦労しました。でも自分なりに一生懸命やって,テキストも完壁とはいえなくても理解できるまで何度も繰り返して読み,一生懸命頑張ったと自信を持っていえます。ただ,だからといって,レポートやテストが良くできたとはいえないのが先生には申し訳ないのですが...。それに,テキストの写しのようなものも多々あったことをお詫びします。言い訳をするつもりはないのですが,テキストに書いであること以上のものを書くことはまず無理だし,また自分の言葉での説明がとても難しかったのです。それでもできる限り自分の言葉を使うように心がけ,自分なりの考察も加えるよう努力しました。学生にとって大変な講義でしたが、多分先生のほうが,たくさんの数のレポートとテストの採点で多忙の毎日だったのではないかと思います。それに加え,補講をしてくださったりと大学教育にもとても熱心になさっていて,私も頑張ろうという気持ちになりました。半年間、本当にありがとうございました。私は物事を理解するのに時間がかかるので、まだまだ分からないことばかりだし(たった半年で理解するなんて無理かもしれませんが),統計学はこれからもたくさん時間をかけて学んでいくものだと思っているので,これからも(患者さんのためにも)頑張りたいと思っています。(文科3類2年)

〈講義の感想>
この講義でひとつ不満だったのが最後の期末試験の問題でした。1番みたいにやった人もやってない人も教科書を見れば写して終わり、というような問題はやめてください。ほかの問題も似たような程度のものがあったと思います。一年生の時に基礎統計、統計分析と授業を受けましたが、今学期のこの授業でいろんな問題で統計の知識が役に立ったのが個人的に良かったです。授業も分かりやすくて内容も面白かったので純粋にいろんな勉強になり、受けて良かったと思います。(理科2類2年)

講義の感想
というよりも、最後のこのレポートの印象が強すぎて…。かなりヘヴィーでした。大変でした。周りに脱落者(シャープを覚悟した人々)が続出しました。先生がさらっと説明されたゲーム理論は、他の授業では3倍くらいの時間を時間をさいていて、いかにこの授業がハイレベル・ハイスピードか分かった気がしたものです.でも、がんばりました。社会の現象を数学的に分析しようという試みは、世に出ている統計などでおなじみですが,式や関数を,用いての具体的な理論や実践に触れられたのはおもしろく、ためになりました。あと、エクセルの使い方を勉強できたのがよかったです。しかし、私はもともと家でウインドウズに親しんでいて、ブラインドタッチもできますし、エクセルもコンピュータ会社勤務の父に聞いてなんとか使えたのですが,大学に来てはじめてパソコン触った人にこのレポート攻めは厳しいのではないでしょうか?脱落した友人の1人は、ウインドウズの使い方が分からず、ワードがワープロ機能ということも知らず、当然エクセルの使い方などちんぷんかんぷんで,1回目はボールペン書きで出したものの,2回目の途中で力尽きました。かわいそうでした。もっと、パソコンを使えない生徒のことも考えてあげて下さい。パソコン璃導の補講・補助テキストを作るとか。授業のぺ一スも、教科書の半分自習はつらいです。夏・冬学期通して授業をするとか、2年生対象にするとか、なにか手を打っていただけないでしょうか。いろいろとえらそうなことを意見してしまって、申し訳ありません。きつかったですが、大学の勉強らしいことができてよかったです。どうもありがとうございました。成績の方もなんとかなるとよいのですが。松原方式に望みをかけてるので、どうぞよろしくお願いします(笑)。(文科1類1年)

〈講義の感想>授業はわかりやすく解説がなされていたが、テキストの自習部分を理解するのが大変だった。テキストには難解な概念や文系にとっては高度な数式が載っていたが、テキストだけでは説明が不十分であると感じた。社会科学の雰囲気に触れられたという点では有意義な半年間だった。(文科1類1年)

<授業全体の感想>この授業は非常に難解だったと思う。特に今回のレポートはよくわからなかったことが多かった。これは私の勉強不足によるところが大きいと思われる。そのため、すべての問題に回答することができなかったこと、自宅と大学でいろいろな時間を利用して作成した(2台のパソコンで作った)ために切り貼りをしてしまったことなどで教授に不愉快な思いをさせてしまったら、どうかお許しいただきたいと思う。(文科1類1年)

〈授業の感想>大学に入学して最初の学期ということで、期待と不安が入り混じったまま、各講義を拝聴していました。講義を聴くうちに、さすが大学の授業だと充実感を得られるものもあれば、何だこんなものかと落胆したものもありました。さて、そんな中で今回の「計量社会科学」は、大変充実した授業だったと感じております。1'たとえばゲーム理論については高校の頃から話には闘いており、どのようなものかと期待していたのですが、社会的な事象を数理的に解析していく理論は新鮮な驚きを与えてくれるものでした。ほかにも保険やポートフォリオなどは、身近にある制度や戦略はどのような考え方を背景としているのがが分かり、大きな収穫となりました。偉そうな書き方になりますが、今回の講義は十分に'「優」を差し上げられるようなものだったのではないかと思います。ただ、一つだけ、今回の講義に関して難を唱えなければなりません。それは、具体的な内容ではなく、授業の運営方式についてです。私はこの講義を初圃から休まず拝聴してきたのですが、最初の講義において、先生は気になる発言をしていました。それは評価方法についてです。最初の講義において、先生は俗に言う「松原方式」について、冗談めかしてはいましたが、触れていました。又、レポートを5,6回出すことを明言し、「レポートを出していけば単位は来る」とも発言していました。勿論、単なるイントロダクションや講義紹介である以上、これに変更が起こるのは、必然的と言ってもよいでしょう。しかし、これが混乱を生んだことも事実です。特に「松原方式」に関する発言は、その話を聞いた学生が講義を履修するかしないかに、少なからず影響を与えています。松原方式による優遇措置目当ての学生が集まる、という「良からぬ事態」は勿論です。そして、その逆の場合もあったのです。つまり、そんな公式を適用するようでは張り合いがなくなる、と言って履修するのをやめる学生の存在です。実際に、私の友人でこのようなケースとなった人がいます。その後の講義において「松原方式」を適用しないことを明言しました。しかし履修届が出されて後となっては、上のような情報によって履修した/しなかった人は変更が動かず、不満や混乱が生じたはずです。更に、レポートの出題についても、もう少し工夫できたのではないかと思います。最初の授業で明言したような5,6回の出題が無理であるにしても、3回なら3回で出題時期などについて熟慮をしてほしかったと思うのです。具体的には2,3回目の出題についてです。7月というテストを備えた忙しい時期に、立て続けに2つものレポートをこなしていくことは、真面目な学生であってもかなり困難なことです。特に3回目のレポートについては、試験勉強を兼ねているとしても、正直なところ酷でした。私も勉強不足なこともあり、今回のレポートは全間回答することができませんでした。こんなの無理だ、といってレポートを諦めた人、あるいは悲観してテストを欠席した人までいるのです。テストの方は正直なところさほど難解ではなかったので、前情報に流された人にとっては損な結果になったと思います。レポート出題・提出の時期についても、4,5,6,7月に分散させる配慮もあったのではないか、と思えてなりません。長々と書いてきましたが、今回の講義においては上記のような混乱があったのは紛れもない事実です。感想というよりも苦言になったようで、書いている自分としても心苦しい感じもします。しかし、冒頭にも書いたとおり、講義内容は大変興味深かったのも事実です。だからこそ、無用な混乱を避ける配慮を、来学期から心がけていただきたいと痛切に願うわけです。1学期の間有難うございました。(文科1類1年)

(感想)数学的なところがほとんど分からなかった。(もともと数学は苦手です。)賢明に理解しようとしたのですが頭がついて行けませんでした。只、論述的なところはある程度論理的に分かったと思います。社会をこんなふうに計算できると知って少し驚きでした。(文科1類1年)

講義の感想などを
借越ながら正直に書かせていただけるのなら,あまり講義としてのバランスはよくなかったと思います。後半急ぎ足になったのもそうだし,それによってレポート課題の配分も厳しいものでした。全体としてやりきれる範囲の内容ではないかとは思いますが,触れるという観点からてんこもりになってしまうことはあるでしょう。ゲーム理論に時間をかけすぎたような気がします。内容的にいえば,政治,経済,社会を計量的に分析するというものなので,当然「分析」が中心です。それは抽象と具体の判別が僕らには難しいのだけれど,学問の本質ではあると思います。そんななかで具体性と理論がイメージとして合ったのは,個人的には,ポートフォリオとか,保険,因子分析,線形計画法などでした。ゲーム理論は歩行には出たいと思っていますが,すこし抽象的な感じがしました。それから,文科なので統計や数学の知識の乏しさで理解が追いつかないのはわれながら残念で,またしっかりやろうかなと考えています。難しかったので,どれだけ分かったかは不安ですが,興味を惹かれる内容ではありました。(文科1類1年)

(感想)提出期限がテスト明けであったのと、その他のレポートの提出時期が重なってしまったため全くと言っていいほど書けませんでした。しかし提出しないのはまずいと思ったのでいちおう不完全ながら提出します。もう少し提出期限が遅ければ満足いくレポートが書けたんですが…。今までのレポートの分を参考にして良い様にとってください。(文科2類1年)

レポートがこんな不完全な形になってしまい、大変申し訳ありません。テストが忙しかったからというのはまったく言い訳にも何にもなりませんが、こんな形でレポートを提出しなければならないのは、僕自身本当に残念です。授業は、本当にこれからの僕の人生には必要なものだと思っています。本当にありがとうございました。そして、すみませんでした。(文科2類1年)

最後にこの授業はレポートが大変でした。木曜1限の基礎統計もとっていたので、レポート地獄でした。計量も基礎統計も理系的な数学的知識が必要な学問ですね。まだ文科2類ということで、微分や行列を学んでいてよかったと思いますが、文系の学生にはキツいとおもいます。しかしそれと同時にこれからは、文系の学生も理系的知識がないと理系の人に太刀打ちできないと思いました。文系ももう少し理系科目を学ぶ必要がありそうです。(文科2類1年)

感想などああ…。ついに終わらなかった…。ただ今7月30目15:14です。これから家を出て学校まで全速力で自転車をこぎ、教務課にレポートを提出しに行きます。果たして間に合うのでしょうか?他人のレポートも預かっているので冷や汗ものです。どうだっていいですけど、今日(7月30目)は、私の誕生目です。わ一い!おめでとう!!(文科2類1年)

お詫びと感想今回、レポートに取りかかったのが遅かったこともあって、時間的な制約からここまでしか終わらせることができませんでした。でも、ここまでやったものを出さないというのももったいない気がするので、一応出します。とりあえず出せばいいだろうというのではなく、せめてやったところだけは見て欲しいという気持ちからなので、理解してください。時間の見積もりが甘かったです。ところで、今回のレポートは本当にきついと思います。ほんのちょっとしかやっていない僕でも相当に辛いものに感じました。一応テキストは全部読みましたが、さっぱり分かりませんでした。特に文系には厳しいです。勉強しなければならない科目は何も計量社会だけではないので、このような問題数の多いレポートを出題するなら締切りを9月に設定した方が良かった(というより、そうして欲しかった)と思います。内容的には結構おもしろかったです。講義に関しては、最後の方の説明がかなり超スピードで進んでしまったことがちょっと不満です。わけもわからずにただ手を動かして板書を写しているだけになっていました。(あくまで僕の場合)むしろ、最初の方よりよほど解説の必要な部分だと思うのですが。次回はべ一ス配分も考えて授業をしてください。お願いします。でも、総合的に見れば駒場の授業の中でもかなりおもしろい部類に入っていたと思います。いい経験になりました。感想としてはこれくらいです。ほんとに、いい加減なレポートですみません。それでは。(文科2類1年)

〈松原先生へ>限られた時間のなかで、可能なかぎりやったレポートなので,未完成なのをお許しください。授業であまり触れていない範囲なので,よく分からないことが多く,とくに間10などは、教科書を読んだものの、何をいっているかすら分からない状態だったので,丸写しをするよりはと思い,あきらめてしまいました。このような私が意見するのは大変失礼だとは思いますが,授業に関する感想を述べたいと思います。先生の授業は,難しい計量社会科学という科目を,分かりやすく教えてくださり,数学が苦手な私にもわかりやすい授業でした。確率やゲーム理論を実際に適用してみることは、数学は机上の空論でしかないと思っていた私には,大きな驚きでもあり,大きな発見でもありました。そして、大学ならではの深い洞察には興味をそそられました。しかし、教科書を一冊終わらせようとするあまり、最後のほうで、とくに数学の知識が必要とされる範囲で,しかも抽象度が高いところの説明がとても早く,最後の方の授業はどこについて話しているかについていくので精一杯で,内容を理解するところまで私は行きつきませんでした。もうすこし範囲を絞って,そこの部分をある程度深く理解するほうが、教養学部の授業としては、重要だと私は思います。(なぜならば,いろいろな分野へ進もうとしている人が一緒に授業をうけているのですから。)レポートも、授業で触れていないところから出されると,とても教科書を読んでも対応できなかったので、もう少し改良して欲しいと思いました。以上が私の講義に関する感想です。尚、今回のレポートは,92xxxxの○○○○さんと一部相談しながらやったため,具体例が重なっている場合があるかもしれません。(文科2類1年)

講義の感想
はじめてやることだらけで難しく感じ、このレポートも教科書を片手に苦心して作りあげました。特に困ったのは、数学でした。私は、総合科目の「数理科学」を履修していたからなんとか理解できたものの、他の文科生は、理解できないだろうなと感じました。あと、4月の講義説明のときには「テストは授業で触れた範囲」と明言してらっしゃったのに、テスト直前になって「自習部分も含める」と変更したのは、約束違反だと思いました。(文科3類1年)

講義の感想は・授業が混んでいて受けづらい。・このレポートは量が多すぎる。・内容はなかなか面白かった。・関連した講義も受けてみたい。以上です。(理科1類1年)

感想:このレポートについては、テスト期間中であったため、正直言ってきつかったです。特に問1の1500字には泣かされました。テスト期間中であることを考慮に入れてほしかったです。授業の内容については、教科書で言うと第一章の効用の考え方やパレート原理、第二章のゲーム理論までは、現実の現象の新たな見方を発見でき、面白かったのですが、第三章以降の数学を多用して現実世界を分析しようとしている段になると、机上の空論であるように感じました。講義自体は面白かったのでそれが少し残念でした。(理科1類1年)

講義の感想私は大学に入る前から「ゲーム理論でなんだろう?」と思っていて東大に入ってゲーム理論に関する講義が聞けて大満足です。内容も経済学に関する色々な内容で理系の私にはよい教養になりました。ただ学生の数が多すぎて朝早くこないと前のほうに座れないのにはまいりました。それと後半はかなり駆け足でほとんど自習になってしまったのがきつかったです。この講義が1年間ならよかったです。(理科1類1年)

感想
途中で字体が変わってしまっているのは、学校のプリンターと家のプリンターの種類が違うためです。この講義は理系には楽なのかと思っていましたが全くそんなことはなく、ハイレベルで面白い話をたくさん聞けたと思います。テキストも読みやすく、ゲーム理論などを分かりやすく解説してありました。(理科1類1年)

感想
講義は難解ながらも、何とかっいていったという感じです。
テストではレポートでやった分野が多く、講義重視ではないのかな、と思いました。
あと、あれだけ内容を詰めこんで、しかも後半には進度も早すぎたので、
講義には遅れずに来て欲しかったです。
30分前から来ている者の事も考えて頂きたいと思いました。(理科1類1年)

感想 このレポートは本当に10点なのですか?小間1間1点としても27点なのに、それでは1問0.5点にも満たないことになってしまいます。1500字も書いたのに…。のべ十数(数十?)時間かかっているのに……。ほとんど独習で、この量はわからない箇所も多くつらい。確かに勉強にはなったが、いくらなんでもやりすぎだと思う。レポートにかける時間をテスト勉強に回し10点を捨てた方が、ましと言っている人も多かった。せめてレポート3つ出した人は、下駄を履かす等の努力賞がほしい。しかもテストは簡単だったし…。勉強していなくてもできたと評判です。(理科1類1年)

感想
さぞかし丸写しが多かったでしょう?これのどこが公正なレポートなのかわかりかねます。先生は、「丸写しのレポートは、私だって馬鹿じゃないんだからわかります。」とおっしゃりました。しかし、現に「計量社会はレポブリで余裕だった」と発言している先輩がいるのです。僕もあんなに多い受講者のレポートに対して公正な評価を下す事は不可能であると思います。「そういう奴はテストで成績がとれない」こうおっしゃります。そんな事はありません。レポートを丸写ししてから、改めてテスト勉強した方が明らかに効率がいいです。と、いうかレポートなんてやらずにテスト勉強だけしていた方が効率がいいかも知れません。いろんな事(というかテキストの隅から隅まで)学んで欲しいという先生の意図はわかります。しかし、このレポートに費やす時間は余りに膨大でした。せめて、もう少し時間がかからない工夫(ヒントを書く、見るべきぺ一ジを書く、選択問題にする等たくさん思いつきます)をして欲しかったです。
内容は面白かったです。だからこそ、もっと一つ一つの問題をゆっくりと考えて解きたかったです。(理科1類1年)

講義の感想
まずこのレポートの反省を述べておきます。全ての問題を解く時問的余裕がなかったことが残念です。感想に入りますと、先生の授業が面白かったのはやはり実際の例を多く示すことであると思いました。多くの理系の授業は単に数式の使い方を教えるだけで社会のどの様な点で用いられているのかを考察することなどありませんでしたが、この授業では人問の行動を予測する等という文系的なこともするのだなと思いました。はじめ計量社会科学ときいて、単にやさしい評価をくれるというウワサで選んでしまったことは悔やまれますが、逆にそのおかげで理系にとって、完全な数式の利用だけが理系の勉強なのではなく応用していくことで非常に社会に密着した科学の理論を展開することができることを知ることができました。もう少し教養学部の生徒に対しては数学的な解答よりも論述として理解を調べる問題を用意できたらよかったのではないかとも思いました。(理科1類1年)

感想
これほど分量が多いとは思っていなかったが、いままで学んできた数学が社会科学の方面にも応用できることを学んで非常に得るものが多かった。またゲーム理論によっていろいろな現象が説明できることや、ポートフォリオ分析のあたりもおもしろかった。
本当に得るものが多かったので、これからはさらに深く特にゲーム理論について学びたいと思った。
レポートについて
教科書にあまり載っていなくて図書館で調べようとした問題があったが、それに関する文献が見つからなくて、良くわかりませんでした。(理科1類1年)

<講義の感想>今春、東京大学に入学し、初めて履修科目を決めるときに講義の紹介を見て最も興味を持ったのがこの講義でした。というのも、これまでは私達の社会に関する授業といえば社会科とか家庭科とかだけで、しかもそれらの授業は基本的に知識の詰め込み、暗記だけの授業だったのだが、この講義では社会の仕組みを数学的アプローチで解明していく、ということに非常にひきつけられたからです。そして、この講義はその好奇心を満足させるのには十分なものであったと思います。確かに、テキストを読む量は多く、板書も多く、レポートも多くしかも難しかったのですが、いかにも大学的な、非常に面白い授業でした。私は理系で今後この講義が直接専門分野で役に立つかどうかはまだよくわからないのですが、社会学・経済学の教養としてこの講義で取り上げられたようなことを知っておくことができるのはこれから実社会に出て活動していく上で非常に重要であるともいます。そして、大学に入ってすぐにこのようなことを学ぶことができたのは非常に幸運だったと思っています。とても興味深い講義で私達の知的好奇心を刺激してもらってどうもありがとうございました。(理科1類1年)

感想:今回の範囲でもっとも面白かったのが差分方程式、微分方程式と行列の部分です。数学や物理で、同じことを学んでいてもまったく理解でき中困にもかかわらず、教科書を読んでいると、面白いほど理解できました。特にこれのおかげで、力学で一般解と特殊解の関係や、固有方程式が複素解を持つ場合の考え方などから、減衰振動の問題が解けるようになったことが非常に助かりました。また固有値を見ただけで、システムの状態が理解できるという点にも興味を持ちました。ただカオスの部分は難しすぎてあまり理解できませんでした。この講義を振り返ってみると、ゲーム理論から、経済学、哲学、数学、エントロピーなど非常に幅広い分野を網羅しており、さまざまな概念を学ぶことができ、大学の学習のダイジェスト版のような印象を受けるため、1年の最初に取るのにふさわしい内容だという印象を受けました。

訂正
 テキストでいくつかの誤植に気づきました。すでにお気づきかもしれませんが、正誤表に載っていなかったため、とりあえず報告させていただきます。(いずれも些細ことで、あまり影響はありませんが・一・)
◎ p.38 l.10 ミニマクス値の式の max と min の順番が逆ではないでしょうか。
◎ p.86 l.5 (2.2')の式で、選好順序と不等号の向きは逆にすべきではないでしょうか。
◎ p.92下から l.2,3 リスクがリクスになっています。
◎ p.183 表 5.2 の中で、不安定の場合の不等号の向きが逆ではないでしょうか。
◎ p.188 下から l.6 p = a + b ではなく p = a + d ではないでしょうか。
◎ p.212 l.5 4 から 3.25 減ったのではなく、4 から 0.75 減ったのではないでしょうか。
◎ p.222 (2-26) の第 2 式において、\alpha_{11} ではなく、\alpha_{12} ではないでしょうか。
◎ p.245 最終行 自生的ではなく、自制的ではないでしょうか。(理科1類1年)

感想:
自習に基づいた脆く薄いものになったようで悔しい。しかし、それにしても今回のレポートは今まで以上に重かった…。興味ある分野でも、まとめて多くのことを覚えようとするとうんざりしかねない。まずは理解からといって、異常に時間がかかってしまった。しかし、授業で学んだ部分と自習とでこう事で厚みが違うと自信が無くなってしまう。この科目を通年で、しかももっと少ない人数で受けられれば理想なのですが…。また、教科書に準拠した授業なので、もう少しべ一スを上げて構わないと思う。(理科1類1年)

レポートの感想
今回のレポートは、質・量ともに今までよりはるかに大変だった。時期的に試験期間と重なったこともあり、結局できない問題がいくつか残ってしまった。
講義の感想
講義はレベルが高く、進度も速かったため、ところどころ理解できないところがあったが、内容的にはとても興味深く、さすが大学の勉強だと思った。一つ一つのテーマについて、もっとゆっくりと深く講義してほしかった。(理科1類1年)

最後に、ほんとにすいませんが(1)はもう体力の限界でどうしてもできませんでした。でも、1500字というのはあまりにも厳しいんではないでしょうか。授業に関しては、結構高度だったと思います。かなり悪戦苦闘しました。次はもう少しお手柔らかにお願いしたいと思います。半年間ありがとうございました。(理科1類1年)

《授業を受けての感想》自分がこの講義をはじめにとろうと思った動機は、失礼かもしれませんが松原教授の講義はAがとりやすいと聞いたからでした。でも実際受けてみると、教授が授業中にも言っておられたとうり、すべての講義を聞いてテストに出るだけでも大変な講義だとわかりました。しかしやる内容がとても面白かったので、自分としては楽しくすべての講義を聞かせていただきました。レポートも、はっきり言って半分死にそうになりながらやってましたが、自分のとった科目の中でコンピュータを使うものはこれだけだったので、パソコンの練習としても面白かったし力もある程度ついたと思います。ただ、仕方のないことですが最後の方の一番面白いところが早足になってしまったのがもったいなかったです。(自分は予定が合わず夏の補講には出られないので)テスト、去年と傾向がかなり違っていたのでびっくりしました。今までのような問題なら多分大丈夫、というくらいに勉強したのですが、何かフェイントをかけられたようでした。(理科1類1年)

講義の感想
前半のゆっくりなぺ一スに対し、最後の授業の進度が速く、結局よく分からないまま終わってしまいました。もう少し、ぺ一スを一定にして欲しかったです。また、月曜目が休講になり、その分を火曜目の六限に振り返られたのは、丁度試験で忙しい週だったのでやめて欲しかったです。最初からもう少し飛ばしてください。(理科1類1年)

この講義を受けてはじめのころはとても面白い講義だと思いました。特に囚人のジレンマ」や「効用関数」はとても興味をそそる内容だったと思います。でもそのうち講義が面白いと感じなくなってきました。なぜそうなったのかそのときはよくわかりませんでした。でもこのレポートをこなしていくうちに、自分で勉強することの楽しさがわかってきました。そして講義が面白く感じなくなってきたわけもわかってきました。それは受動的でなく能動的に学ぼうという意欲の欠如にあったとおもいます。このことは大学のすべての講義において言えることだと思いました。その姿勢を忘れずに2学期以降もがんばっていこうと思います。わかりやすい講義をありがとうございました。(理科1類1年)

授業での話のレベルとレポートのレベルが、あまりに違いすぎた感がありました。
大学生なのだから自分で勉強する態度を身に付けるということなのでしょうが、大変でした。(文科3類2年)

終わりませんでした。まぁ全責任は私にあるわけですからなんとも言えませんけど。それにしてもこの授業も2回目、1年の夏学期に受講して#(シャープ)して以来です。結局全出席したわけなのですが、本当に高度な内容だったと思います。一番「これが大学の授業なのか」と考えさせられるものでした。もう私も2年生なので来年からは本郷に行く予定です(行ければですけど)。でもその前に、せめて駒場でしか取れない授業をいっぱい受けておこうと今学期はがんばりました。その中に先生の計量社会科学と基礎統計も入っていたわけです。
 駒場の授業の中では"異色中の異色"と言えるこの授業は、受講してとてもよかったと思います。自分の知識を少しでも埋めることができて、おまけに「レポートは発表」という態度が学べたのは収穫です。半年間ではありましたが、本当にありがとうございました。(文科3類2年)

講義もレポートも難しくはなかったのですが、テスト前の時期に、16問は多すぎます。せめて、締め切りを8月中旬ぐらいにしてほしかったです。
数学は得意なので、数式が多いのは、却って助かるのですが、効用関数という、具体的に測定する方法のない量を持ち出すのは納得できません。物理量であれば、直接、測定できるか、あるいは、エントロピーや自由エネルギーのように、直接、測定できなくても、きちんと測定値から計算できるようになっているが、効用には、そういう基準が一切なく、そういう量を使うことに、どこまで意味があるか、疑問です。(理科1類2年)

松原先生の授業は、いつもおもしろくて、勉強になり、考えることが多いので結構とりました。統計分析では勉強したのに、寝坊してしまったので、シャープとなってしまいましたが、また冬学期に取り直そうかと思っています。今回は、理系の私には文系すぎるかと思っていましたが、理系の知識をいかすことができ、また視野を広げることができた授業でした。
 社会のシステムは、数式でシュミレーションすることができ、そうすることによって、より理解を含めることができました。授業については、多人数なので、黒板が少し見にくかったですけど、よかったと思います。教科書の全ての範囲について授業を受けられなかったことは残念ですが、時間の都合上仕方のないことだったと思います。先生のお話を聞くことによって、より理解が深められ、有意義な授業でした。ありがとうございました。(理科1類2年)

教室にギュウギュウに詰め込まれて、暑苦しかったけれど、たいへん勉強になりました。ありがとうございました。(理科2類2年)

おもしろい。 でも、難しい。(率直な意見です)(理科1類2年)

私は今学期、基礎統計と計量の2つを受講していたのですが、とても大変だったけど最後までやってよかったと思っています。基礎統計は大学に入ってすぐ取ればよかった。また、計量はけっこう興味あることが多くてとてもやりがいがありました。ただ、レポートはよい勉強の機会となるので出すことには賛成なのですが、どちらもなんか後の方につまってでてきたので、できればもう少しはじめの方で出してほしかったです。とくに内容が自習的なものが多かったので、そっちの方がよかったのでは。でも大学は自分で勉強するところという意味が少しはわかった気がします。とても良い授業をありがとうございました。(理科2類)

最後の問題は、我々のような学生が論じるにはテーマが重すぎる気がします。もっとも、それについて深く考えるよい機会になったとは思いますが。(理科1類2年)

社会科学というのは文系の学問のようですが、その中で数学が大きな役割を果たしているというのは前から少し聞いたことがありました。今回松原先生に1学期間教えていただいて、数学がどのように使われているのか具体的に知ることができたように思います。解析学から線型代数学、微分方程式と実に多様な分野が社会現象を記述するのに使われていることが分かりました。
 テキストの第5章は数学的な面でとくに難しかったと思います。僕は理系なのですが、5章については数学を勉強しながら社会科学を勉強するといった感じでした。先生のお話はいつも興味深くて、とても分かりやすいです。難解な概念も親しみやすい例を用いて説明して下さるので、すぐに深く理解することができます。
 この半年間で社会的なことに興味を持てるようになったと思います。とくにテキストの6章は印象深かったです。その中でも、一番最後の<V.パレート>のところです。テキスト全体を通して、パレート原理がゆるやかに流れているのを感じたのですが、一番最後に再び取り上げられ、パレート最適性の向こう側にあるものに先生が触れられて本が終わっているのは、なんともいえない感銘を受けました。自分自身色々と考えてみることも多かったです。
 一学期間、すばらしいお話をありがとうございました。(理科2類2年)

大変申し訳ないのですが、他の科目の試験と家の引越しが重なってしまい、これだけしか出来ませんでした。他人のレポートを写して出す気にはなれないので、時間の許す限り出来るところからやってみました。授業は、6時に起きて、前の方に座れるよう8時半には毎回来ていましたが、期待していた通り面白い授業でした。もう少し良心のある人を集めて少人数で出来ると良かったですね。(理科1類2年)

社会学がこれほどにまで数理科学に結び付けられるのを知って驚いた。しかし、数理的に処理することで、見えないものも見えてくることが分かった。(理科1類2年)

計量社会はやってみると、社会を数値化し、曖昧さをなくすことができ興味深い教科だった。しかし、二単位にしては3回のレポート、まる一冊の試験範囲とヘビーすぎる量に思います。でも、甘ったれた勉強姿勢のない東大生に活を入れられたことは評価に価します。それにしても今年の一年は真面目ですね。これは統計学的に見ておかしいんじゃないでしょうか。エルニーニョでも起きたんですかね?
 3ヶ月間、ありがとうございました。(理科1類2年)

とにかく難しかったです。分からないところが多くあってすみません。(理科2類2年)

もっと数学的にアプローチしてほしかったです。
私は、シャドウ価格がラグランジュ関数によって得られることや、産業関連分析における産業間の波及効果、またエントロピーのところで述べられた"真理は情報量0である"といったところが非常に興味深かったです。
また、私は経済に興味があったので、もっと市場の問題や、ミクロ・マクロ経済学的な事項についても詳しく扱って欲しかったです。(理科1類2年)

量的に非常にきつい。テスト中だからレポートに時間がかけられない。雑でごめんなさい。(理科1類2年)

非常に難しかったが、人文社会科学を数学とつなげるという発想が新鮮でした。(文科2類1年)

文系の知識で理解し、解ける範囲まで努力しました。1年間ありがとうございました。(文科1類1年)

日頃実感してはいたのに、深く考えなかったジレンマの数々が論理的に示され、非常に面白かったです。
 月曜の1限、と厳しい時間割でしたが、毎週楽しく受講させて頂きました。ただ、ホワイトボードにかかれるペンのインクが薄かったのか、板書がオペラグラスを使っても見えないことがありました。
 ・・・ところで、「子供が親の言うことを聞かないで悪いことをしたら罰を与え、言うことを聞いて"よい子"にしていたら、誉めたりご褒美をあげたりする」という育児法は、考えてみるにTIT-FOR-TAT戦略になっているのではないでしょうか。よくできた方法だなぁ、とつくづく感心してしまいました。
 私は1学期に社会統計・基礎統計の授業もとっていたので、計量社会科学の勉強とのフィードバック作用で、3教科とも楽しみつつ理解を深めることができました。
 よい夏休みをお過ごしください。(文科2類1年)

まじでムズかった。きろうかと何度も思いました。授業でやる内容は分かるのですが、レポート課題のムズさはすごすぎ。ギャップがありすぎる。同じレポートの写しが何枚もあって松原がキレたという噂が流れました。しかし、2回、3回とムズかしくしていけば、さらにレポプリの写しが増えていくと思います。だから逆効果。
 先生の「大仏ではない」という意味がよーく分かりました。(文科2類1年)

内容は非常に興味深かったのですが、数学的な部分が文系の自分には大変でした。レポートも非常に意義のあるものでしたが、なにぶん量が多いので、もっと配点を高くするなりボーナス点を加えるなりして、モチベーションを上げさせて欲しかったです。(文科1類1年)

囚人のジレンマ、株式についてのお話は大変興味深く新たな視点を与えていただいたと思います。しかし、ポートフォリオ、微分方程式、その他様々な記号には頭が痛くなりました。新しい学問への好奇心だけでこの講義に参加した私は、反省しました。大学は、学問をしたい人間が来るべき場所であることを実感したりもしました。
初回配布されたレジュメの内容とのくい違いが気になりました(松原方式が不採用になるということ、授業で扱わない部分も試験範囲となったことなど)。
最後に、ここまでお読み下さりありがとうございました(数式・記号が多いため、私にはパソコン入力ができませんでした・・・)。(文科1類1年)

夏学期の授業ありがとうございました。授業には毎回出席させてもらいましたが、なかなか内容が難しく理解が十分でなかった部分が多くありました。最後のレポートも勉強不足の部分があり、特に微分方程式などは不慣れだったせいもあり結局断念してしまったところがあったりと、残念です。
 夏にじっくり教科書を読んで解決できるよう努力したいと思っています。ありがとうごさいました。(文科2類1年)

この授業で扱われるテーマは大変興味深く、また役立ちそうなものばかりでした。しかし、一学期でテキスト一冊分の内容をやってしまうというスケジュールは、少しきつすぎなのではないでしょうか。この講義ばっかりにかまっているわけにもいきませんし、試験のときにも中途半端な理解しかできていない個所を残しながら臨まざるを得なかったのは、私たちにとっても松原先生にとっても建設的とはいえない状況のような気がいたしました。
 試験のとき分かっていなかった部分は、これから自分で少しずつ勉強していきたいと思っています。(文科1類1年)

意味がよく分からず、理解に苦しむことが結構ありました(数学的概念を理解するのがむずかしい)。(文科2類1年)

興味のあるゲーム理論に触れられてよかったと思います。ただ、後半の方の分野で用いられている数学の手法(ex. 微分方程式、行列の演算の高度なもの)が理解することが十分にできなかったのが残念です。半年で第1〜3章、もう半年で第4章〜6章とすることができれば、もう少し数学の説明に時間がさけるのではないかと思います。(文科1類1年)

時間の関係で以上までしか出来ませんでした。すみません。
 とにかく講義内容、テキスト内容も高度で、興味深いとは思ったのですが、理解できたことは本当にわずかだったような気がします(最初の方だけ)。でも、典型的に文科系で数学を不得意としていたため、理解に苦しむことばかりでしたが、社会を計量的に見るという視点の新鮮さには驚かされ、共感することも多かったです。とっていた授業数のコマが多かったため、この授業にあまり時間をかけられなかったというのが、残念でした。(文科2類1年)

社会科学において、数学と関わる色々な話題を本当に分かりやすく解説してくださって、非常に面白い講義でした。私は経済学部へ進むつもり(絶対進みます)なので、多くの概念に触れることができ、個人的にはとても収穫が多かったと思います。特にゲーム理論は、これまでに考えもしなかった発想で、「大学の講義だなぁ」と妙にうれしくなってしまいました。途中、私の数学力が足らないために、微分方程式や極限の話に戸惑ってしまったので、今後は経済のための数学をやらねば、と必要性を痛感しました。レポートは毎回はっきり言ってつらかったですが、学んだ内容の整理ということで実際、とてもためになったと思います。
 全体を通して、有益で楽しい講義をありがとうございました。(文科2類1年)

レポートがつらかった。何しろ7/21〜7/29までの間に12個ものテストがあって、このレポートを書き終えたのは正直な話7/30でした。もう少しお手柔らかであってもよいのではないでしょうが。
 でも、その分この授業はすごく実になりました。全部を理解したなんてことはとても言えないけれども、ゲーム理論やカオス理論などはすごく興味があった分野だったんで、楽しく授業を受けれました。
 しかし、第5章〜6章の理解については少し自信がないので、機会があったら、(2年生にでも)また計量社会科学の授業にもぐろうかなどと考えています。
 十数回の授業、お世話になりました。こういうレポートの採点だけで大変かと思いますが、そういう熱心な姿勢をずっと保っていってください。ありがとうございました。(文科1類1年)

このレポートはかなり難しかったです。自分1人では理解しきれない部分がかなりありました。(文科2類1年)

計量社会科学については、内容が新しいということで、私は初めてその名前を聞いたのですが、実際に講義を受けてみて、これは面白いと感じたので(もちろん難しいと思う部分は同じくらいかそれ以上ありましたが)、文系の私でも最後まで充分に興味を持ち続けることができました。数学はそれこそ高校まででお別れだと思っていて、ある意味それでほっとしていたのですが、その数学を用いる学問だということも、計量社会科学から離れる理由になどならず、むしろ引き寄せられる原因の一つだったのかもしれないと今は感じています。
 計量社会科学を勉強し続けることができたことには、何よりその内容が数学には全く関係ないと(勝手に)思っていた分野まで、日常生活の分野までもカバーしていることへの新鮮な驚きがありました。あらゆる分野において、こんなことも数学で表せるのかという驚きがとても強かったのです。そしてそうした内容は、一つ一つ身近な例をあげて、やさしく、時に面白おかしく解説してくださった松原教授のおかげで、とても理解しやすくなったのだと思います。講義は新しい発見と、難しいという意識と、私なりの理解の連続でした。日本人の将来の人口や下宿についての松原教授の発言のあった補講は、特に面白く感じました。
最初は最後まで授業についていけるか、ほとほと心配でしたが、松原教授の講義のおかげで随分取り組みやすくなったと思いますし、こうしてレポートの最後まで来ることができてほっとしています。そして、色々な物事の捉え方を知って、文系だからといって敬遠せずに、まず取り組んでみてよかったと、今思っています。(文科1類1年)

最初は何をやっているのかよく分からなかったんですけど、教科書を読んでみると意外と面白く、ゲーム理論などはとても面白かったです。
 今回のレポートは、5の(c)、7、8、12がどうしても分かりませんでした。すみません。(文科1類1年)

講義を受けた後にテキストを読むとよく分かるようになっていたのは有難いです。但し、テキストの後半はそうはいかなかった・・・。(文科2類1年)

大変中途半端なレポートになってしまい申し訳ありません。時間が足りずに、こうなってしまいました。ただ、なんとか3回目のレポートを出したい、という気持ちがあったので提出します。
 授業は時に難しいと思ったこともありますが、内容としては面白く楽しかったです。1年生なので、学校生活に慣れるのに時間がかかり、内容を理解したとは到底言えないので、この夏休みを利用して復習したいと思います。講義の後半は、少し内容がかけ足で説明なさっていたので、少し分かりにくいと感じたことがよくあったのですが、全体として、先生の説明は丁寧でとても助かりました。ありがとうございました。(文科2類1年)

文系の私には数式が何を意味するのかイメージが湧きにくく、理解しづらい科目でした。(文科1類1年)

1番に思っていたより時間がかかってしまい、他の問題が雑であったばかりか、全部終わらなかったという不始末をどうかお許しください。
 松原先生の講義は、聞いていて大変面白く、全て出席しました(計量も統計も)。それでこのレポートのザマなのはお恥ずかしい限りです。できれば講義は狭く深くやってほしい。(文科1類1)

No.3のこのレポートは残念ながら手書きになってしまいました。時間的余裕がなかったという、全くもって自己に責任のある理由によってこうなってしまったことに、今深く反省し、今後の生活での(人生での)改善を痛感しています。
 しかし、私は教授の授業・テスト・3回のレポートを通して、非常に稀有な知的経験ができたと喜びの念を抑えきれないでいます。計量社会科学という、社会の諸現象を数理的に解き明かすことは、私の日常的生活の基本的観念すらも変えてしまったのですから。特に、興味を引き、同時に荘厳な衝撃を受けたのが、「効用」でした。我々の価値判断は極めて曖昧なものだと私は考えていましたが、それすらも効用(関数)によって、数理的に解明できてしまうのでした。
 現在、教養課程「無用論」が大勢を占める中で、私はこの「計量社会科学」そして、「松原教授」という知的好奇心とユーモアのあふれる2つの「教養」に触れることができたことに、数奇な運命的な幸運さを感じてやみません。こうした、「有効」な教養にこれからもより触れていきたいという固い決意をして、長期故に様々な可能性の宝庫である夏期休業を把えていきたいと考えております。
 最後に、見苦しいですが手書きという最悪の事態に至ったことを深く謝りたく存じます。(文科1類1年)

レポートの量が殺人的です。人情のかけらも感じられません。(理科1類1年)

前回のレポートの時に考えたことで1つ分からないことがあります。宝くじのモデルを考えたのですが、効用曲線y=U(x)でU(x)<0の人が多いのは、一般的だと思います。そうすると宝くじによる期待値E(x)<0は周知のはずで、E(x)>E(U(x))よりE(U(x))<0です。それなのに、なぜあんなにまで多くの人が宝くじを買うのでしょうか。(理科1類1年)

私は計量社会科学を全出席しているわけではないですが、それでも真面目に受講している方でしょう。比較的(?)(実は僕は・・・)数学が得意な僕は特に内容の理解が困難なところはそんなになかった。又、内容ももっともだと思うし授業もよかった。しかし、それでも夏学期の試験範囲が一冊丸ごとというのはキツイと思いました。授業でできなかった章は、せめて一章ぐらい付け加える程度にして欲しかった。
 この希望は「試験が楽になればいい」くらいの気持ちから出たのではなく、このボリュームのTEXTはむしろ、夏・冬でそれぞれ、前編・後編とあらかじめ量を半分ずつにして講義を行ったほうがよかったと思います。その方が僕たち学生の教科書の吸収率が増すと思うのです。しかも、4〜6章の数学的モデルにも深い考察を入れることもできると思います。
 もう一つお願いがあるとすれば、テスト近くなってからReportをバーッと出されると僕たちは本当にキツイです(徹夜が続いて・・・)。もう少し前から均等にReportを与えてくだされば幸いです(勝手なことばかりですみません)。(理科1類1年)

非常につらかった。しかし、問2、問16など考えさせられるものもあり、楽しかった。
講義は非常に分かりやすくてよかった。ただ、もう少し字を大きくして下さい。後ろに座ると字が見づらいです。
計量社会って面白いですね(ゲームとかシステム理論とか)。何だか文系がうらやましく思いました(倫理とか道徳とかを考えられるので)。この講義で学んだ事は将来絶対に役に立つと思います。ありがとうございました。(理科1類1年)

正直少し難しいと思います。特に後半の、授業で取り扱わなかったところの理解に苦しみました。見ての通り、今回のレポートもかなり考えましたが、分からない問が多かったです。できれば、後半部分の講義を独立してやっていただきたいと思っています。
それと、1つ質問があります。軍備に関してですが、実際の世界で均等レベルは存在するのでしょうか。今世界の色々なところで戦争が起こるのは均衡レベルがないからなのでしょうか。それともあるけれどもそこにたどりつくまでの時間があまりに長いからでしょうか。ホームページ上で答えていたければうれしいです。(理科1類1年)

この講義を受けてまず感じたことは「難しい」である。以前から社会科学には興味はあったのだが、思っていた以上にむずかしかった。毎回レポートに苦しめられ、(今回のレポートはとりわけ難しかった)講義もレベルが高くついて行けなくなりそうな気がした。しかし試験を機会に勉強を始めるとよくわかるようになり、面白さがわかってきた。社会科学を学ぶ機会などそう無いので、まさしく「教養」のひとつになったと思う。(理科1類1年)

なかなか難しかった。しかし社会のモデルが数理的に見事に解明された事例を多くみてきて理系の僕としては面白かった。
授業はわかりやすかったが、特に経済モデルに付いてはもう少し先生の話が聞きたかった。(国債とか社債、市場)自分でも調べてみたい。(理科1類1年)

この講義によって社会的な考え方が分り,非常に良かった。特に、数学をこういうように使えると分り、数学を勉強する上でもプラスになると思う。内容的には良かったのだが、最後の方が駆け足になたのが残念です。もう少し最初の方でのペースを上げてもよかったかなと思います。
当初の予定よりもだいぶ進んだ様なので、多くのことが学べて良かったです。(理科1類1年)

補足
東京大学の情報棟では1人1ケ月に30枚しか印刷する事が出来ないので、途中から急遽手書きで書くことになってしまいみにくくなってすいません。講義は異常な人数を相手にしているにもかかわらず、いろいろな工夫をされて講義していただき、非常にありがたくおもっています。ありがとうございました。(理科1類1年)

この計量社会科学は社会現象をゲームや数であらわすという、僕にとっては初めての概念だったので非常に新鮮で楽しめました。ただ、個人的な意見をいわせてもらうと、授業は2限以降に開講してほしかったです。(2日ほど寝坊してしまいました)。平日午前3時半まで働いている僕には1限はきびしい。遅刻してもったいない思いをしたので。この分野で一番おもしろいと感じたのは、個人によらない社会が存在する、という記述です。デュルケームの「自殺論」の教科書での引用はかなり興味深く読ませていただきました。(理科1類1年)

レポートへの注文
確かに、このレポートを作成することで、力はつくでしょう。それは認めます。しかし、設問には疑問があります。まずこのいたづらに多い問題数はなんでしょうか?問題の内容も単純に語句の説明が多かったように思います。レポートは意見発表の場とおっしゃいました。でしたらそういう問題を出して頂けませんか。奇をてらったパフォーマンスのような問題は結局意味が無いと思います。特に16番は出題意図がわかりません。このような問いは、千差万別の意見があるのが普通です。そして評価できるものでもないでしょう。勿論授業の一環としてディスカッションするのならば意味があるでしょう。そうでもなくこのような問題を出すのはおかしいのではないですか?この授業は作文の授業ではないはずです。以上乱筆をおわびします。家のパソコンの調子が悪かったため手書きとなってしまいました。次の機会にはきちんとパソコンを使う事をお約束します。どうもすいませんでした。(理科1類1年)

これから社会に出て生活していく上で大事なことをいろいろ教わった気がする。
しかし、講義の進み方(スピード)についてはもう少し考えて欲しい。また板書の字をもう少し丁寧に大きくしてもらわないと後ろの方は見にくいです。レポート3回と言うのは適切な数だと思うが、試験前にこれだけの分量があると厳しい。(理科1類1年)

問5、および問12〜問16は間に合いませんでした。前もってやっておかなかった自分の責任ですが、非常に難しく、他でも相当な時間がかかったことを述べておきます。またレポプリが多く出まわるなか、自力でレポートを仕上げてきた事を付け足しておきます.(3回分)(理科1類1年)

3回のレポートは大変でした。でも、おかげで自分で勉強する事につながりました。基礎統計もとってしまったので、本当にレポートに追われる日々でした。先生も大変ですね.お疲れ様です。字が汚くてごめんなさい。はやくワープロを使いこなせるようになりたいです。(理科1類1年)

内容は面白いものだったと思いますが、レポートが多くて大変でした。(理科1類1年)

授業の内容はおもしろく、説明もわかりやすかった。テストも思ったよりやさしかった。ただレポートは重すぎる。(特に今回)ガイダンスとか確率とかを省いて第6章をくわしく説明してほしかった。
先生は少なくとも「仏」ではありません。もしAが来ても僕はそれなりに苦労しました。(理科1類1年)

講義の内容は非常に高度で、難しいものでしたが、テキストに多数盛り込まれたさまざまな分野に及ぶ例を頼りに,何とか理解したつもりです。ゲーム理論や統計の知識は、他の講義でも取り上げられましたので、この授業を受けていて、多少なりとも予備知識を持てて、よかったな、と思いました。この授業は理系向けのようですが、経済学部に進みたい私としては、難しいながらも絶対踏むべきステップだと思います。私はそのことを常に頭に入れて、自分を励ましながらレポートを書いてきました。この努力はいまは実を結ばなくても,将来きっと役立つと思います。ありがとうございました。(文科2類1年)

わたしは社会学志望であり、内容に興味があったためたのしめた。教科書は難しかったが、授業で補う事により理解度が高まった。ただ、数学が非常に弱いため、高度な数学の問題は理解しにくかった。
レポートが大変であった。特に今回のレポートは相当の時間と手間がかかった。これで 10点というのは少し評価が低すぎると思う。(文科3類2年)

最後に講義に関して個人的な感想を述べるものとする。
 私が夏学期に履修した科目のなかで最もきつかったのは計量社会科学であった。レポート提出に関して間に合わなくてほとんど徹夜したこともある。
 しかし、つらいと感じていた計量社会科学の内容が試験前にはおもしろく感じられた。特に最も関心を持ったのがゲーム理論であった。人間の心理的な葛藤、選択行動を具現化して表すことは経済学(特にミクロ経済学)を専攻しようと思っているわたしにとって基礎知識になるとともに、理解を深めるためにミクロ経済学の入門書を読む契機となった。
計量社会科学の全体を通じて存在する「数理的な体系を駆使して社会科学、自然科学を解釈する」という一種新鮮な印象を受けるテーマが一層発展して行く事を願ってやまない。そして、哲学、歴史にも関心を寄せる私が教科書を比較的楽しんで読めたことを付け加えておきたい。(ミスプリが聊か気になったが.。)(文科2類1年)

講義の内容は、目新しいものばかりでレベルが高く、"ついて行くのがやっと"という感じでした。しかし、勉強になったことは事実(行列を今回初めて知ったことなど)で、大学の講義が安易なものではないことにも気づかされました。(文科1類1年)

進度が速く、内容も簡単ではありませんでしたが、授業で扱った内容はわかりやすかったと思います。金額を効用で考える「期待効用仮説」が興味深かったのですが、その証明について詳しく扱ってほしかったと思います。あとは、6章の終わりのほうにも面白そうな内容が載っていましたが、授業での解説があったほうが理解がはやく、また理解しやすいので、それも扱ってほしかったと思います。(理科1類2年)