多くの変数(変量)を同時にひとまとめにして分析し、それらがもっている多様な多元的情報を、引き出し、見やすくし、集約し、現象のしくみの解明、予測を行うための統計的諸方法。データがあれば、あらゆる分野へ適切な応用が可能。すでにコンピュータによる計算ソフトウェア(統計パッケージ)が非常に多く開発、市販されている。
a) 相関係数、回帰分析の一般化と考えられる場合
重回帰分析
正準相関分析b) 多くの変量を適切に綜合し、またそれによる判断の意思決定を行う場合
主成分分析
判別分析c) 現象を説明する背後の要因(潜在変数)を想定する場合
因子分析
多次元尺度構成(MDS)
共分散構造分析d) ダミー変数(0-1変数、質的変数)を本格的に扱う場合
数量化理論(林の数量化)
数量化I類
数量化II類
数量化III類
数量化IV類e) 近さ・遠さをグラフ表示(デンドログラム)する場合
クラスター分析f) その他