レオンチェフの産業連関分析

(投入産出分析)

注) 中央省庁改編によるリンク修正の作業中 : 急ぐ人は => ここ


原料・生産物の行き来のデータを通じて一国の大きな経済のしくみを理解し、現実感覚、データ感覚を養い、説得力ある論理の組立を学びましょう。

なお、下記 1 〜 3 のデータは、データ アーカイブに Excel 形式、CSV 形式で用意されています(昭和60年度)。また、最新データ(平成7年度)は、総務庁統計局・統計センターのページから、Excel 形式でダウンロードできます。解説もついています。

0. 産業連関表(投入産出分析)基本的考えかた

  a) 概念図 : 中間投入・中間需要(青)、最終需要(黄)、付加価値(ピンク)
  b) 詳細 : 同(最終需要、付加価値を細目化)
  c) 日本経済概観(財・サービスの流れ) : 平成2年
     出典 :
  d) 計算例 EXCEL による実際計算演習

1. 産業連関表 (中村隆英ほか『経済統計』東大出版会。なお官庁HPのダウンロードあり)

 元になる大切な表(データ)です。縦の項目から横の項目へ取り引きされた生産物の量を示します。横の項目には消費(最終需要)も含まれます。「民間消費支出」は端的に家庭(家計)を指すものです。
 ところで、生産について
     付加価値(生産された価値) = 産出量 output  - 投入量 input
に注意して下さい。 (単位:10億円)

問: 製造業はどれだけ生産(ネット)しましたか?
     製造業の国内総生産額=292,618
     うち  粗付加価値(計)  94,676・・・こたえ
答: 「94兆6760億円」と答えて下さい。

2. 投入係数表

 生産技術の重要パラメータの表です。生産はこの条件(方法)で行われました。

問: 製造業が生産するときどれだけエネルギーを用いましたか(入力しましたか)?
答: 「電気・ガス」の欄で生産1単位あたり 0.0237 単位。

3. 逆行列表

 需要の、生産に対する効果の係数の表です。政策を考える上で重要です。

問: 建設業での需要(家屋など)が増加するとき、製造業に対する効果と金融・保険に対する効果はどちらが大きいですか?
答: どちらの効果も予想されますが、0.6708 対 0.0462 で前者の効果が圧倒的です。

4. GNP(国民総生産)の正確な理解(制作中)