練習問題 解答方針
- 【第1章復習】
復習問題だが、こういう文章を書く練習にはもってこい。大学生らしい文を書こう。本問および次問ができれば、1
章は理解できたとみなします。
- 【第1章復習】 p.19 参照。
論理の頭の体操だが、この際簡単な論理記号には慣れておこう。なお、前問回答方針参照。
- 【パレート最適】
図を書いてみること。定義に戻ること。いずれの状態も一方が他方に犠牲を強いていますが、それでもパレート最適です。
- 【パレート原理】 1. の結果も考慮すること。
- 【リベラル・パラドックス】 B がどうして (1.2)
のような選好順序をもつようになったかです。6
章にも解説があります。
- 【自由】
これは「計量的」「数理的」ということに対する評価にも関係します。
- 【安心ゲーム】 利得行列を囚人のジレンマと比較してください。
- 【無差別曲線】 代入すれば容易です。
- 【戦略】
(a) これは講義ですこし話しました。
(b)
戦略、戦術の区別は辞書にもある。この問題は人間心理が基本。 ただし、状況の論理構造も考えること。
- 【投票】
いろいろと組み合わせを試してみると見つかるでしょう。
- 【2 人ゼロ和ゲーム】 iii) は図から明らか。以後 β2を除く。
- 【協力の可能性】 ナッシュ均衡点に C
が入っているかどうかです。
- 【ナッシュ均衡】
これはナッシュ均衡点の復習(練習)と確認です。
- 【ナッシュ均衡】
これは国際政治や世界史の勉強によいでしょう。
- 【裏切りの可能性】 S, P, R, T の各値の離れ具合によります。
- 【展開型ゲームの最適戦略】
i) Q と平行する枝の期待値を求める。p, q
の関数となる。
ii) 最適でない枝は除くこと。
- 【コア】 これは公式からすぐ答えが出ます。
- 【確率計算】
ラプラスの定義を用いる。分子の計算。松原望『新版
意思決定の基礎』(朝倉書店、1985)にあります。
- 【ベイズの規則】
「ガン」の症状にどんなものがありうるか。一つ考えておきます。
- 【リスク・プレミアム】 確率同値額(C.E.)の計算がポイントです。
- 【アレーのパラドックス】 4
つのくじの期待効用を書き下ろすと、不等式が矛盾します。
- 【株価の利得率】
利得率の定義を確認するだけ(ただし、一月あたり)。算術の問題だが、現実感覚が養われる。答えはマイナス多い。
- 【リスク】 純然たる観察の問題です。
- 【ポートフォリオと分散】
分散だけを見ていることに注意してください。
- 【ビット】 7
桁(アスキー・コード)だと何種類カバーできますか。
- 【エントロピーの性質】
数値まで計算する必要はなく、両辺が等しいことが確かめられればよいです。定義の確認によいですね。
- 【熱力学の第二法則/エントロピー増大の法則】
エントロピーが最小に戻ることなど、ほとんどありえません。
- 【仮説・調査・分析】
i) 『わかりやすい統計学』(11
章)丸善、『統計学入門』(3.3.1)東京大学出版会、などを参照。
ii) 参考文献 B
中、蒲島ほか、綿貫ほか、などが本格的。政治学関連の辞典にもあるが、本書とは異なる従来の見地のもの多し。
iii) 相関係数を「読む」練習。
iv)
有名なものであるが論ずべき点多い。しかしここでは質問文に答える経験。
- 【動的システム・ 1 要素システム】 差分方程式は共通。
- 【微分方程式を解く】 変数分離して、部分分数分解。
- 【成長曲線】 微分方程式右辺の最大値。
- 【多要素システム/非対称関係における相互的依存】
微分方程式右辺の正負。
- 【同/軍備の安定的均衡】
固有値(および固有ベクトル)を求めるだけの問題。
- 【同/軍備の安定的均衡】
- 【分岐理論】
よく知られた分岐で、理解も高校数学で簡単。プリコジンもよく言及します。
- 【カオスの計算】 これは簡単なプログラム(Excel
など)で計算可能。こちらも参照。
- 【カオスの計算】 分岐図 5.23
(有名な図です)を見ると予想がつきます。A, B 2 人の運命は 2
問で(r の値で)全く異なります。これがSDIC (Strong Dependence on Initial
Condition) といわれ、「カオスの定義」の一つになります。
- 【線形計画法】
テキストより簡単。シャドウ価格=双対問題の解、となりましたか。
- 【産業連関分析】 乗数効果の確認。